既稿“倭語に見られる「宇斯」と「奴斯」について考察する”で見た通りであり、
「牛」(宇斯)=「w-s」(不人)=「kՅ-r‘-s」(春日人)=「R‘」(日神)は、やはり、(※「不」は「日」を含意)
「奴斯」=「n-s」(不人)=「kՅ-r‘-s」(春日人)=「R‘」(日神)に同じ。そのとき,
「uga」(カラス)に当たる「w-kՅ」(不春)も、「額」(奴訶)=「n-kՅ」(不春)に同じ。(※「Hasta」(手)に注意)
#そして、「n」(不)が、「nw」(時)=「utu」(日)=「utu」(日)を含意するわけだから、
#上述の「額」(奴訶)は、「nw-kՅ」(時春)、「nw-kՅ」(日春)、という可能性も有ろう。
#「各田」(奴訶多)は、「nw-kՅ-tՅ」(日春熱)で、「tՅ-kՅ-r‘」(熱春日)の同義語、だ。
* * *
上で述べた「各」(奴訶)は、要するに、「奴」=「nw」(時)=「utu」(日)=「utu」(日)である。
然らば、「各」(奴訶)は、「yamattu」(各)=【YMM十A】(沼、622)を提示する。その場合に、
一音節語の「沼」(奴)は、「nw」(時)=「utu」(日)=「utu」(日)である。その点を踏まえると、
もう一つの訓みである「沼」(奴摩)は、「nw-mՅ‘」(時真)=「‘-mՅ‘」(手真)=「真手」だろう。
【ΣOA KYNYA】(真の時、614)=【QWDΣA】(聖なるもの、614)=「聖神」。そういう話か。