(……先に前項“「足名椎」と「神大市比売」と「木花知流比売」を語る”を読むべし……)
「大山津見神──足名椎──櫛名田比売」という系譜において、「大山津見神」(=山神)は、
「yama」(両児)=【井】(陰陽宮)=【Y】(手、20)=【Y】(力、20)を提示。そのことを踏まえると、
「足名椎」の「足名」(アシナ)が、【OΣYNA】(powerful、562)を表そうとしていることは明白だ。
【井】(陰陽宮)=【Y】(手、20)、に当たる「淤斯呂和気」(景行天皇)、の「淤斯呂」(力)、に注意。
ところが…其の「yama」(両児)=【井】(陰陽宮)=【Y】(手、20)=【Y】(力、20)は、数価において、
「utu」(日神)=【XMH】(sun、65)=【MHWA】(being、65)=「ḫpr」(to be)=「ḫprr」(スカラベ)で、
【MHWA】(神、65)の【ΣWQA RBA】(大市、914)を含意。やはり、「足名」(力)は、「足名」(手)、
即ち、【Y】(手、20)=「utu」(日神)を、【MHWA】(神、65)の【ΣWQA RBA】(大市、914)を含意。
#ちなみに、「稲田宮主須賀之八耳神」において、「須賀」は、邪心が全く無い状態。
#「šw」(to be empty)≒「gՅw」(to be lacking)な状態である。「šw」(to be empty)は、
#現代語においても、「素」(ス)の状態…というように表現される。それはそれとして,
#「須賀」と書いて、「スガ」ではなく、「スカ」と読む地名が実在。結局、「須賀」(虚)は、
#今日的には、「清々しい」の他に「スカスカ」(何も無い)という擬態語として使われる。
* * *
古事記において、「須賀」(虚)は、【ΣWQA】(市、609)に掛かる。翻って言うならば、
「スカラベ」(大市)は、「スカ」(市)であって、「須賀」(虚)=「utu」(日神)を含意する。
「須賀」(虚)は…「ḫprr」(スカラベ)=「ḫpr」(to be)=「wnn」(to be)=「美和」(being)。
「足名椎」の「足名」(力)は、間違いなく、「比布礼」(スカラベ)を含意する。そう言える。