歴史的な理解に入る前に、言語的な理解を深めておくことが大事だ。
とりあえず出雲神話に出てくる「大山津見神」(=山神)の3人の子は、
「足名椎」と「神大市比売」と「木花知流比売」なので、今回は、最初に,
当該の3人を、分かる範囲で把握する。把握するさいの重要な前提は、
【ΘWRA】(山、319)、「tulā」(秤量宮)、「ki-ta」(氐)=「北」(キタ)、だ。
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「大山津見神」(=山神)が、「北」(キタ)を含意するわけだから、まさしく、
「木花知流比売」の「木花」は、「girin」(木花)=「麒麟」=「玄亀」を表す。
又、【SNWNY十A】(亀、719)は、【SNWNY十A】(燕、719)=「wr」(大)。(※「gu-la」(大)に注意)
要するに…「girin」(木花)は、【AMA】(母、54)なる【DWLA】(gu-la、54),
結局は、【牛】(Lyra)=「ÙZ」(牝ヤギ)=「山羊魚」=「和迩魚」を含意する。
つまり、「wn」[𓇬](花)=「wnn」(to be)=【MHWA】(being、65)を含意する。
#ところが、「美和」=【MHWA】(being、65)の神の社である、「大神神社」は、
#「昇る朝日」をシンボルとする。即ち、いわゆる「スカラベ」をシンボルとする。
#その「ḫprr」(スカラベ)を提示するのが、【ΣWQA RBA】(大市、914)…だ。
#「大市」とは、「ḫprr」(スカラベ)、「ḫpr」(to be)、「wnn」(to be)、「美和」(being)、
#「日向」(ヒムカ)=【XMH】(sun、65)=【MHWA】(being、65)、を表すわけだ。
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以上に鑑みれば、「大山津見神」(=山神)の子である「足名椎」が、
「稲田宮主須賀之八耳神」という称号を持ち、「宮主」とされることも、
「丸迩之比布礼能意富美」の娘の「宮主矢河枝比売」に繋げる意図。
ここで、「矢河」(鹿)は、【牛】(Lyra)=「丸迩」=「比布礼」(スカラベ)、
つまりは、「日向」=【XMH】(sun、65)=【MHWA】(being、65)を含意。
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そういう訳で…「稲田宮主須賀之八耳神」の「須賀」は、「春/日」(カ/スガ)の「日」(スガ)。
「須賀」は、連語の「šw-gՅw」(to be empty、乃至、to be lacking)で、「šw」(日)を提示する。
即ち…「須賀」(虚)は、「utu」(日神)=【XMH】(sun、65)=【MHWA】(being、65)、だから、
「丸迩之比布礼」を含意する。「wnn」(to be)の「ḫpr」(to be)を含意する。これを咀嚼すれば、
「宮主須賀」に並ぶ「神大市」は、【MHWA】(神、65)の「スカラベ」(大市)。こう言うしかない。