「伊斯許理度売」は、「作鏡連」などの祖。そう古事記に書かれている。
日本書紀は、「石凝姥」に作る。さしあたり、そのことは横に置いておく。
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「ma-ša-lum」(mirror)があり、「mušālu」(metal mirror)があり、
「muššāru」(serpentine)がある。又、「mušālu」(metal mirror)は、
「mašālu」(to equal)の派生名詞である。これを頭に入れるべき。
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「天照大御神」は、「豊葦原之千秋長五百秋之水穂国は、
我が御子、正勝吾勝勝速日天忍穂耳命の知らす国なり」、
と発言する。つまり、「鏡」を御神体とする「天照大御神」が,
我が御子としての「正勝吾勝~」を、ここでは強調していて,
「勝」(マサル)に「ma-ša-lum」(鏡)を結びつけているのだ。
#然るに、「nāmaru」(鏡)は、「nāmaru」(watch-tower)の意味を持つ。且つ、
#ここを職場とする「maṣṣaru」(watchman)は、「ma-ša-lum」(鏡)に掛かる。
#其の一方で、【NWRA】(鏡、369)=【NWRA】(火、369)=「迦具」(火)は、
#「物悲しく語る烏の歌」を含意する。【軫】(カラス座)は、「塔」のカードであり,
#まさに、「塔」=「nāmaru」(watch-tower)は、「nāmaru」(鏡)を含意するので、
#今、「天照大御神」は、「烏」(カラス)=「karašu」(胃)=「嘆き」(長息)を含意。
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どちらにせよ、【NWRA】(鏡、369)=【NWRA】(火、369)=「迦具」(火)だから、
「izi-ĝar」(torch)が、【NWRA】(鏡、369)を含意する。そのとき、「伊斯許理」は、
一つには、「izi-ĝar」(torch)を指し示す。「鯵」(阿治)=「δά δα」(torch、10)も、
【XMH】(日神、65)=【YBLA】(流れ、65)=【AGWGA】(流れ、19)=「δαδί 」
(torch、19)である。「迦具」(火)=「伊佐知」(火)=「δά δα」(torch、10)である。
「伊斯許理」(torch)=「伊佐知」(火)=【NWRA】(火、369)=【NWRA】(鏡、369),
という話である。「天照大御神」は、「迦具」(火)=「物悲しく語る烏の歌」を含意する。