「若日子建吉備津日子」と初出する人物は、後に、「若建吉備津日子」と出てくる。
その娘こそ、「針間」の「伊那毘」の「大郎女」、即ち、「小碓」(=倭建)の母である。
* * *
どちらにせよ、「吉備津」は、少なくとも、「qibītu」(command)=「命」を表す。
その場合に、【DQLA】(命の木、247)、「mašrû」(財)=「Sirius」を含意する。
やはり、「吉備津」は、「šarû」[NÍG.TUKU](wealthy)=「Sirius」を含意する。
即ち【XKMA】(知恵、91)=「sart」(知恵)=「šarûtu」(財)=「Sirius」を含意。
【AWKMA】(黒、91)=「ṣalmu」(black, dark)=【KMHW十A】(闇、595)、だ。
#単なる「吉備」も、「qību」(command)の形容詞の形だから,
#【DQLA】(命の木、247)や「mašrû」(財)=「Sirius」を含意。
#「伊那毘」が、「白壁」(メンフィス)を示す点にも注意すべき。