エジプトの言葉の翻字に使われる記号が表示できないから、
「アレプ」に当たる文字も「アイン」に当たる文字も「a」に作る。(※便宜的に)
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いま、特に気づいたのは、「sart」(知恵)=【SWPYA】(知恵、189)が,
【KYSWNA】(purse、189)≒「šarûtu」(wealth)=「Sirius」に重なる点。
エジプトの「sart」(知恵)は、「šarûtu」(wealth)=「Sirius」を含意。即ち,
言い換えれば、「šarû」(wealthy)=「Sirius」を含意。その場合には、又、
「šāru」(敵)=「sāru」(false)=「ṣarru」(火星のflashing)を含意し、更に,
複数形の「šārūtu」(敵)を含意。つまり、「猿田毘古」の「猿田」(サルタ)、
これは、「sart」(知恵)=「šarûtu」(wealth)=「Sirius」を表すのであって,
それに加え、「šārūtu」(敵)=「ṣarru」(火星のflashing)も表すと言えよう。
#そして、【XKMA】(知恵、91)=【AWKMA】(黒、91)の等式から見ると、
#「km」(黒い)・「km」(完成する)・「grḥ」(完成する)・「grḥ」(夜)についても,
#「šarûtu」(wealth)=「Sirius」を含意する。形式的には、そう言えるだろう。
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ARIONが示す「冷静なる知恵者」を思い浮かべるならば、例えば一つには、
エジプトの「gr」(静かな)は、「qūlu」[NÍG.ME.GAR](silence)と同源なので,
「国玖琉」の「玖琉」は、「ḳbb」(冷たい, 静かな)や「sgr」(静寂, 沈黙)を含意。
これらの言葉は、すべからく、「sart」(知恵)=「šarûtu」(wealth)=「Sirius」だ。
【KWKBA DABA ΣMYA】(天狼星、556)とは、【十MH】(dumb、556)か。
【ADM SRΘA】(猿田毘古、439)=【KWΣA】(tranquillity、439)に要注意。
おそらく…「スグリ」(勝)=「sgr」(静寂)=「シリウス」、ということでよいはずだ。