まず、「夜の闇に紛れて行くものを 銀の月の粉で捜せ」と言われ、(※『光の黙示録』174頁)
さらに、「闇に紛れて走る者共を 銀の月の粉で捜せ」と言われる。(※『光の黙示録』232頁)
「闇」は、【KMHW十A】(闇、595)=「Σεί ριος」(595)である。
#ところが…「銀の月」についても、【KSPA】(銀、192)=「money」は、
#「māl」(money)=「māl」(wealth)=「mašrû」(wealth)=「Sirius」、だ。(※「財」(タカラ)である)
#換言すると、「šarû」[NÍG.TUKU](wealthy)=「Sirius」だから、結局、
#「月」(都紀・都久)は、「tuku」(to acquire, get)、漢語の「得」に同じ。
#又、【SHRA】(月、378)=「sahar」(dust)=「sahar」(frost)に注意。
#【YRXA GLYDA】(霜月、402)=【ΘPRA】(爪、402)=「シリウス」。
#「觜月」(霜月)を規定する【觜】の主宰神が「月神」である点にも注意。
* * *
ここで、【LLYA】(夜、102)は、【KYMA】(Pleiades、102)に重なる。(※「mul.mul」(昴)に注意)
「夜の闇」は、【KYMA】(Pleiades、102)の「シリウス」と言っている。(※「mulmullu」(矢)に注意)
つまり、【PRYHDWSA】(medical treatment、500)の「シリウス」と。
「財」(タカラ)は、【PRYHDWSA】(medical treatment、500)だろう。
* * *
【PRYHDWSA】(medical treatment、500)に当たる「国玖琉」(孝元天皇)。たしかに,
此処には、「玖琉」=「kur」(山)=「māl」(mount)=「māl」(wealth)=「Sirius」があるし、
「玖琉」=「kur2」(敵)=「ṣarru」(火星のflashing)がある。「šanû」(他)=「火星」がある。
この「šanû」(他)=「ṣarru」(火星のflashing)は、「šanû」(to run)する。繰り返されるから、
「ṣarru」(火星のflashing)、即ち、「šānû」(runner)を、ARIONは、「走る者共」と表現する。
「夜の闇」は、「闇」(シリウス)=「財」(タカラ)=【PRYHDWSA】(healing、500)を提示。
それが、「国玖琉」の、「玖琉」=「kur」(山)=「māl」(mount)=「māl」(wealth)=「Sirius」、
「玖琉」=「kur2」(敵)、「šanû」(to run)=「šanû」(他)=「ṣarru」(火星のflashing)なのだ。
したがって、「玖琉」=「kur」(山)=「māl」(mount)=「māl」(wealth)=「闇」(シリウス)に,
紛れて「走る者共」は、「kur2」(敵)=「šanû」(to run)=「ṣarru」(火星のflashing)、である。
* * *
以上に鑑み、言葉としては、「kur」(山)=「māl」(mount)=「māl」(wealth)=「Sirius」に紛れて,
「走る者共」は、「kur2」(敵)=「šanû」(to run)=「šanû」(他)=「ṣarru」(火星のflashing)である。
即ち、「国玖琉」(孝元天皇)の「玖琉」は、「kul」(to run)=「ṣarru」(火星のflashing)、も指し示す。