>ARIONのテーゼに、『北はシャンバラ、もしくは冥府である』というものが存在。
>「シャンバラ」は、ひとまず措く。「mir」(北)=「mir」(北風)=「mir」(嵐)なので、
>「冥府」(メーフ)は、「meḫû」(嵐)=「mir」(嵐)=「mir」(北)として問題なかろう。
(※既稿“★たしかに「冥府」は「北」を含意することを確認”より)
【GRBYA】(北、329)は、【SWMQA】(blood-red、329)に重なり、
「dāmu」(血)=「dāmu」(dark)=「Sirius」を含意する。その一方で、
ARIOINのテーゼに、『北には山在り』というものが存在。とすると、
「kur」(山)=「māl」(mount)=「māl」(wealth)=「Sirius」、と言える。
風水で言うならば、「北」は、「陰」(富登)=【HW十A】(深淵、515)。
それは、【KMHW十A】(影、595)=「Σεί ριος」(595)を含意。
【ΘB十A】(良、515)は、「狼」を含意。即ち、「天狼星」(シリウス)を。
「kur-gi」(鴨)=【BΘA】(鴨、15)=【ΘBA】(良、15)=「狼」である。
#ちなみに、ARIONのコード・カラーは、「燃える赤」である。
#又、【GRBYA】(北、329)=【SWMQA】(赤、329)である。
#そのさい、『北に山在り』と言われる「kur」(山)は、結局は,
#「kur」(to burn)を含意する。今、このことを確認しておこう。(※「to light up」の意あり)
* * *
詩的メッセージに、『東の風が吹く時に 三番目の鐘が鳴る』とあるが、
『北に山在り』における「kur」(山)は、「kur」(東の風)でもあり、よって、
実は、「kur」(東の風)=「kur」(to light up)=「napāḫu」(to light up)で、
「kur」(東の風)は、まさしく、「napāḫu」(to blow)=「吹く」、ということだ。
これが、「šāru」[IM](長息)=【RWXA GLYDYA】(凍った息、409)で,
「kur」(東の風)とは、「šarû」[NÍG.TUKU](wealthy)=「Sirius」の領分。
要するに、「mir」(北風)は、「kur」(東の風)に通底する。そういうことか。
「kur」(東の風)=「kur」(underworld)≒「冥府」(メーフ)=「mir」(北)で,
そのさいに、「山」(ヤマ)は、印欧系の「Yama」(閻魔)と同源と思われる。