書いたことがあるかもしれないが、もう覚えていないので、また書く。
【XDWA】(joy、23)は、九進法に直すと、【尾】=【十】=「五百」、だ。(※「本杼」に当たる)
其の【十W】(印、507)は、【YΣWO】(イシュア、507)に同じ。さらに、
「石上」は、訓み方に依っては、【YΣWO】(イシュア、507)に重なる。
そして、【XDWA】(joy、23)の淵源は、「ḫadû」[ḪÚL](to be joyful)。
更に、「石上振之神椙」と謡われる通り、「石上」と言えば、「布留」だ。
そうすると、少なくとも、一つには、この「布留」は、「hul2」(joy)を表し、
「gu4-ud」(to dance)を含意。又、「gud」(牛)=「makara」(鰐)を含意。(※【牛】は「磨蝎宮」を代表)
#上述の【XDWA】(joy、23)は、「dance」の意味を持つ…この場合,
#「ḫadû」[ḪÚL](to be joyful)は、「gu4-ud」(to dance)を含意する。
* * *
ところが、「gu4-ud」(to dance)は、『Sumerian Lexicon』に依拠すれば、「Mercury」の意味を持ち,
【MKRA】(朱、382)=「makrû」(red)=「Mars」を含意する。したがって、上述の「makara」(鰐)は、
英語の「mercury」(朱)も含めて、【MKRA】(朱、382)=「makrû」(red)と同源。こう言えるはずだ。
つまりは、「gu4-ud」(to dance)は、「sâru」(to dance)だから、「sāru」(criminal)=「Mars」を含意し、
そして、「sāru」(grain heap)≒「šarû」[NÍG.TUKU](wealthy)=「Sirius」を含意する。というわけで,
「本杼」とか「布留」とか。これは、「sāru」(火星)や「šarû」[NÍG.TUKU](天狼星)を含意。この場合、
倭語の「猿」(サル)が、「makrû」(red)を含意することになる。結局は、ソグド語の「makkara」(猿)は,
サンスクリットの「makara」(鰐)と同源であって、尚かつ、アッカド語の「makrû」(red)とも同源である。
ここで、「sarru」(red)は、「šarru」[LUGAL](王)=【星】(Maghā)=【M】(梟、50)に掛かり、このとき、
「飯豊」=「青海」=「シリウス」を含意。ついでに【KWKBA】(星、72)=「金星」も含意する点に注意。