日本書紀の中には、「億計」（仁賢天皇）の別名として、「大石」が載る。（※「島稚子」や「島郎」も載る）
その【ＡＢＮＡ ＲＢＡ】（大石、372）＝【ＭＱＯＬＡ】（羊飼いの杖、372）は,
【尾】＝【十】＝「五百」であって､【ＰＲＹＨＤＷＳＡ】（healing、500）を含意。
【昴】（Pleiades）＝「名称」を含意。これに鑑みると、やはり、｢名」（那）は、
【ＡＢＮＡ】（石、67）＝「abnu」［NA4］（石）と同源…そのように捉えてよい。
＃ちなみに､「島稚子」や「島郎」の「島」（シマ）は、訓よみ以前に、
＃「島」の字音によって、【尾】＝【十】＝「五百」を示すものである。
＊ ＊ ＊
＞又、吉備臣建日子が妹、大吉備津比売を娶りて生みたまひし御子は、
＞建貝児王なり。（…中略…） 次に建貝児王は、〔讃岐綾君・伊勢之別・
＞登袁之別・麻佐首・宮首之別等が祖なり。〕
（※古事記中巻より）
「禹豆麻佐」（太秦）の「麻佐」は、【ＭΣＹＸＡ】（キリスト、481）、とする俗説がある。
それを活かせば、「伊勢之別・登袁之別・麻佐首」という並びにおいて、「伊勢」は、
【ＹΣＷＯ】（根元、507）で、「登袁」は、【十Ｗ】（タウ、507）。こういう話になるはず。
上記の「島」（シマ）は、訓よみ以前に､「登袁」＝【ＹΣＷＯ】（根元、507）ということ。
【十Ｗ】（タウ、507）の原義は、「印」とされる。この点を踏まえれば、「島」（シマ）は，
【ＳＹＭＡ】（印、142）＝【ＳＹＭＡ】（財宝、142）＝「mašrû」（wealth）＝「Sirius」を示す。