いわゆる「銭洗弁天」の歴史は、さほど古いわけではなく、源頼朝が「仙境に湧く水で神仏を
供養すれば天下を泰平に納めることができる」と夢枕で宇賀神様にお告げをされて泉を探し、
文治元年(1185年)巳の月巳の日に目的の地を探し当て宇賀福神を祀った…とのことである。
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しかし、ここで注目すべきは、その神紋が、「三つ鱗」という点だ。これは、
楔形文字の[KUR](山)そのものだ。やはり、「銭洗弁天」の「三つ鱗」は、
「māl」(山)=「māl」(wealth)=「mašrû」(wealth)=「Sirius」を表すわけだ。
まさに、「三つ鱗」=[KUR](山)=「māl」(山)=「māl」(銭)という話である。
#付け加えて言うならば…「kur9」(to enter)=「erēbu」(to enter)には、
#「goods」や「money」が、「come in」する、「arrive」する、という意味あり。
#この場合、「宇賀神」は、「uga」(raven)=「erēbu」(raven)に違いない。
#「三つ鱗」は、「宇賀神」を表す。また、「銭」が入ってくることを意味する。(※「シリウス」を含意)
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以上の通りだから、「三つ鱗」も「宇賀神」も「銭洗」も、その淵源は、
シュメール語やアッカド語を用いるメソポタミア文明。そう見てよい。