【AΣ】(火、402)は、アッカド語の「iṣu」(木)と同源だとされる。この背景には、
エジプトで、「ḫt」(火)が、「ḫt」(木)に掛かる、ということがあるのではないか。
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辞書を見ると、「ḫt」>「iḫt」(財産)と載る。「賦斗迩」(太瓊)は、「廬戸宮」に坐す。
「廬戸」(イホト)は、「iḫt」(財産)=「mašrû」(wealth)=「シリウス」を提示。然らば、
「賦斗迩」(太瓊)の「賦斗」(太)は、元々の「ḫt」(財産?)を記すもの、と思われる。
さらに、「賦斗迩」は、全体として、【BΘNA】(pregnant、75)=「buṭnu」(腹)を表す。
#ビックリするのだが、エジプトの言葉に、「inu」(産物)が有る‼ これこそが、(※発音は不明)
#【MOLA】(produce、172)=【MZLA YMA】(海佐知、172)なのであって、
#“「mašrû」(wealth)=「シリウス」”、である「犬」(イヌ)は、「inu」(産物)、だ。
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要するに、「犬」(イヌ)の意味は、「麻羅」=【MOLA】(produce、172)なのであって,
これは、「犬」(イヌ)が、“「mašrû」(wealth)=「シリウス」”、であることに、整合する。
さらに、「ḫa」(千)=「igi」[U.ME](目)=【OWRBA】(烏、392)は、「īnu」[IGI](目)、
また、「erēbu」[KU4.RA](入)=【MOLA】(produce、172)=「Sirius」を含意。よって,
「犬」(イヌ)は、「īnu」[IGI](目)、「inu」(産物)・【MOLA】(produce、172)=「Sirius」。
「賦斗迩」(孝霊天皇)は、「大目」の娘の「細比売」を娶り、「大目」は、「大犬」を含意。
つまり、「大目」は、「大いなるシリウス」を含意。「大闇」のヴァリアント。そう見て良い。