『Sumerian Lexicon』を拠ると、「an」(高天)は、「grain ear」とか、「date cluster」,
さらに前置詞として、「in front」の意味を持つ。この「in front」の意味に鑑みると、
「神」(カミ)は、アラム語の【QMY】(ancient、270)、或いは、ヘブル語の【QMY】
(in the presence of、270)ではないか。「在りて在る者」などと言われる訳だから,
シリア語で言うと、【QM】(to exist、250)や【QWMA】(staying、259)に相当する。
「an」(grain ear)を代表するのが、【ΣBL十A】(麦の穂、945)=【角】(Spica)で,
これは、「kak」(爪)=「シリウス」を含意。さらに、「an」(date cluster)に関しても、
「iṣ mašrû」(wealthの木)である以上、また、「kakkab mašrû」(wealthの星)を含意。
今、【SYMA】(財宝、142)=【SYMA】(銀、142)=【SYMA】(印、142)の原義は、(※これはヘブル語)
「tied up, hidden」なので、「神」(カム)は、「kamû」[LAL](the “bound” gods)、だ。
#「自分の場」(≒estate)を、日本語で、「島」(シマ)と言ったりする。ところが、
#アラム語に、【SYMH】(財産、146)や【SYM十A】(財産、642)、などがあり,
#その際、「島」(シマ)は、【SYMH】(財産、146)と考えられる。シリア語には、
#同じように【SYMA】(plantation、142)がある。しかし、「三島之藍陵」に鑑み,
#「島」(シマ)=【SYMH】(財産、146)=【NYNGA】(藍、146)、で良いだろう。
#【SYMA】(treasure、142)、【SYMA】(銀、142)、【SYMA】(印、142)に注意。
#とりあえず、【NYΣA SYMYA】(仮宮、644)は意味不明だが、載せておこう。