しばしば、「須佐之男」に連なる者などを捉えて、「出雲族」などと言う…しかし、
「出雲」の現地人は、「足名椎」の家族だろう。【ΣMA RGLA】(足名、798)は、
【ΣBΘA D・PGOA ONNA】(出雲族、798)である。今、「アシナ氏」と言うと、
「突蹶」である。「突厥」と言うと、「製鉄」である。そのために、古事記においても、
「天金山の鉄を取りて、鍛人天津麻羅を求めて」と述べられる。たしかに、ここで、
【MOLA LMANA ΣMYA】(天津麻羅、798)=【ΣMA RGLA】(足名、798)。
#ここでのポイントは、【LMANA ΣMYA】(天津、626)=「白智鳥」が、
#「製鉄」を含意することである‼ 「麻羅」=【MOLA】(produce、172)は、
#より一般的な意味であり、農産物も海産物も、意味する。しかしながら、
#「天津麻羅」となった時には、「天津」を冠するから、特に鉄製品である。
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ところが、当該の「麻羅」=【MOLA】(produce、172)は、何度も述べている様に、
「miširtu」(produce)=「mešrītu」(wealth)=「mašrû」(wealth)=「Sirius」、なので、
古事記の中で言うと、「丹塗矢」(つまりは男根)に相当する。このような背景から、
かなり一般的に、「男根」のことを、「麻羅」=【MOLA】(produce、172)と言うのだ。(※セム系の言葉)
「弥志理都」(produce)は、「麻羅」(つまりは丹塗矢)を含意する。これは判り易い。