再度、確認しておけば、「須佐」=【ΣWΣA】(worm、809)の淵源は、(※「mar」[MAR](虱)に当たる)
「ussu」[ZA.ZA](八)=「za.za」(牛)=【十WRA】(牛、809)である。
言い直すと、【畢】(6月26日)=【OGL十A】(heifer、626)である。即ち, (※【OGL十A】(御者座、626)だ)
それを言い直すと、【十MNYA】(八、632)=【MA十YN】(二百、632)、
【HNYWKWS】(御者座、200)である。以上から見て、何が言えるか.
要するに、「須佐」=【ΣWΣA】(worm、809)=「mar」[MAR](虱)は、
【畢】(6月26日)=【OGL十A】(heifer、626)=「Waggoner」を含意する。
ならば、「須佐之男」が表すのは、「sūsānu」(chariotman)に他ならない。(※「šušānu」の異形)
これ、即ち、「須佐」=【ΣWΣA】(worm、809)=「mar」[MAR](虱)が、
「ereqqu」[GIŠ.MAR](waggon)=「Venus」を含意する、という話である。
#結局のところ、「須佐」=「mar」[MAR](虱)は、「ereqqu」[GIŠ.MAR](waggon)=「金星」を含意。
#「magarru」[GIŠ.UMBIN](waggon)を含意。そのときに、「ṣupru」[UMBIN](爪)=「Sirius」を含意。
#「ṣâdu」(melt down)=「of Sirius “turn red” like molten copper」。この言葉の意味に注意すべきだ。
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古事記の俗に言う出雲神話において、「須佐之男」という存在は、もちろん、
「出雲」に深く縁を持つ。この根本的な背景は、錬金術のフレームに存する。
冒頭で述べた通り、「須佐」=「za.za」(牛)=「gu4-gu4-ud」(Mercury)だが、(※「gu4-gu4-ud」(牛)だ)
錬金術における【ONNA】(雲、202)とは、「quicksilver」(=mercury)を意味。(※辞書に載る基本事項)
「須佐」の男とは、「gu4-gu4-ud」(Mercury)の男…【MKRA】(朱、382)の男。
これゆゑ、【ONNA】(朱、202)の出現を意味する「出雲」の地に深く縁を持つ。
そういう訳で、やはり、梵語の「makara」(磨羯宮)は、【MKRA】(朱、382)、だ。
古事記の「和迩魚」は、【MKRA】(朱、382)=【ONNA】(雲、202)を指し示す。
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以上を纒めてみると、「須佐」=「ereqqu」[GIŠ.MAR](waggon)=「金星」は、さしあたり,
「magarru」[GIŠ.UMBIN](waggon)を含意。「ṣupru」[UMBIN](爪)=「シリウス」を含意。
そのうえ、【牛】=「za.za」(牛)=「gu4-gu4-ud」(Mercury)=【MKRA】(朱、382)を含意。
つまり、【MKRA】(朱、382)は、「magarru」[GIŠ.UMBIN](waggon)=「金星」を含意して,
実のところ…【MQRA】(觜、552)≒「ṣupru」[UMBIN](爪)=「シリウス」を含意するのだ。
「umbin」(wheel)=「輪」が、このままで、「umbin」(爪)=「シリウス」を含意する点に注意。