辞書によれば、アッカド語の「kalû」(detain)に当たるのが、シュメール語の「gul」(destroy)。
それぞれの意味を見ると、前者に「block off」とあり、後者に「obstruct」とある。したがって、
「物事の進行を留める」というような意味合いで、たしかに重なりを持つ。更には、例えば、
比喩的に「足を引っ張る」などと表現する。「国牽」の「牽」は、「gul」(obstruct)に解せる。
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ところで、生理的な現象として、夜の睡眠中に、各所の細胞が更新され、
様々な身体機能が復活することは、今日よく知られる。前項で述べたが、
「gul」(destroy)には、「破壊→再建」のプロセスが含まれる。休み留まる。
何もせずに、ただ眠ることが、身体機能の復活(破壊→再建)を達成する。
そうした在り方を担う神的存在こそが、nocturnalな「休留」(ふくろう)だろう。
#一般に睡魔が襲い、眠りに入るわけだが、睡魔は、まさに、
#活動する私たちからすれば、この活動を留めるものである。
#つまり、我々の意識的な活動が“スイッチOFF”されることが、
#全く同時に、「休留」(ふくろう)の活動の“スイッチON”なのだ。