>尓、登山上望国内者、有上堅魚作舍屋之家。
>天皇令問其家云、「其上堅魚作舍者誰家」。
>答曰、「志幾之大縣主家」。
(※古事記より)
もともと話は、「kur」(山)の上へ登り、国内を望むところから始まる。
その語構成は、「ki-ùr」(roof place)と考えられている。ということは、
ここで言う「堅魚」(いわゆる鰹木)は、「ĝiš-ùr」(rafter)だと見てよい。(※「ĝušur」(rafter beam)も同義)
結局、ここで焦点が当たっているのは、他でもない「ùr」(roof)である。
「堅魚」を上げて「舍屋」を作っている「家」が有る。そう言うのだから、
どちらかと言うと、当該の「舍屋」ないし「舍」は、「roof」(屋)であろう。
今この【AGRA】(舍屋、308)は、【GARA】(矢、308)のアナグラムで、
【KLBA RBA】(大犬、380)という星座の主星の「Sirius」を含意する。
#事実、「志幾」の大縣主は、「白犬」(聖なる犬)を飼っている。(※「Sirius」などを含意)
#してみれば…此処に、「ùr」(roof)~「ur」(犬)の掛詞が存在。
* * *
【BY十】(家、523)を強調するのは、【壁】=【B】=「三」、
即ち「sig」(志幾)が、【BY十】(家、523)それ自体だから。
これに加え、「ki-ùr」(roof place)を強調することによって、
「ki-uri」(アッカドの地)を浮かび上がらせる…である以上、
「縣主」(あがたぬし)の「縣」(あがた)も、「アッカド」を含意。