「御者座」の名称について | ■朽ち果てた館■

■朽ち果てた館■

ARIONの預言解読──音楽に載せて

ePSDは、「gam」の意味として、第一に「shepherd's crook, bent stick」を載せる。

これに従えば、「gam」(御者座)ということになる。『Sumerian Lexicon』の場合も、

gam」の意味の一つとして動詞の「bend, curve, bow down, kneel」を載せるから、

この作用が具現化した「gam」(bent stick)と解せる。「gamlu」(bent stick)である。

 

*   *   *

 

ただし、一方で、『A Concise Dictionary of Akkadian』を見れば、

gamlu」(bent stick)の項において、「constellation Auriga」とし、

星名「MUL.ZUBI」を載せる。『Sumerian Lexicon』での「zubi」は、(※「神活須毘神」に注意)

「sickle」(鎌)であり、むしろ「gàm」(sickle)と同義である。詰まり、

『Sumerian Lexicon』に従えば、むしろ「gàm」(御者座)ということ。

 

#もちろん、「gàm」(sickle)の形状は、“鎌首を擡げる”の通り、

#「gam」(bow down)だから、択一的に考える必要はなかろう。

#即ち…「gam」(bow down)も、「gàm」(sickle)も、「御者座」だ。

 

*   *   *

 

大事なのは、日本において、「神」(かみ)を参拝する場合、(※日本だけとは言わない)

あるいは、敬うもの全般(それは万物と言ってよい)に対し、

お辞儀する、という点だろう…この独特の作法(≒慣習)は、

恐らく、多分に一神論的な「gam」(御者座)への振る舞いが、(※「木星」(ゼウス)である)

汎神論(≒アニミズム)的な土壌の上に根づいたものである。

もちろん、「gam」(御者座)の固有性に拘る者も居るわけだが。(※政治の中枢を占めてきた?)