>オバ問題を考えていて、それなら豊玉姫はワニ、キタシ姫は水龍、とすると
>オバっていうのは人外海生物の縁者になりますね。だから女に夷なんでしょうか?
古事記の専門家で、「オバ問題」を問題にする人は、聞いたことが無い…併し、
「姨」という設定が、古事記の中で、意味ありげに使われていることは明らかだ。
「オバっていうのは人外海生物の縁者になりますね」というのは、正しくその通り!!
* * *
一つ一つ確認して行くと…「火遠理」(山佐知毘古)は、月宿の【牛】に当たる。
「makara」(摩蝎宮)に当たる。もちろん、これが、日本神話の「和迩」なのだが、(※種々の星曼荼羅に絵柄あり)
その妻である「豊玉毘売」は、「八尋和迩」に化身する。然らば当該の「和迩」は、
私たちが目にする実在の「ワニ」では無く、想像上の魚の尾や鰭を持つ「ワニ」だ。(※「海のオバケ」と言えよう)
「makara」(摩蝎宮)だ。要するに「火遠理」も「豊玉毘売」も、月宿の【牛】に当たる。
・【牛】……「火遠理」(山佐知毘古)……妻は「豊玉毘売」
・【女】……「波限建鵜葺草葺不合」……妻は「玉依毘売」 ← 「姨」と呼ばれる
「和迩」の妹は、やはり「和迩」、という理屈は成り立つ。よって、「豊玉毘売」の妹の、
「玉依毘売」は、「和迩」としての意匠も持つと見てよいが、天皇に連なる系譜上では、
「鵜葺草葺不合」の妻というポジションであり、むしろ、月宿の【女】に当たると言えよう。
「鵜葺草葺不合」の「葺草」は「福草」(三枝)で…その【ΣWΣNA】(山由理草、869)は、
【YRXA BN十A】(女月、896)を表す。此処で、月宿の【女】は、【NΣRA】(鷲座、762)。
#「玉依毘売」の「依」(ヨリ)は、【ΣWΣNA】(山由理草、869)の「由理」(ユリ)との掛詞である。
#「玉百合」という種類の「百合」が存在するかどうかは知らないが、「玉依毘売」の「依」(ヨリ)は、
#【ΣWΣNA】(山由理草、869)を指し示す。それで、【YRXA BN十A】(女月、896)を指し示す。
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ところが…古事記の系譜上の「岐多斯比売」の、【QYΘWS】(κητος、307)は、
【LWY十N】(leviathan、627)に他ならない。これは「sea-monster」(海のオバケ)で、(※「和迩」である)
加えて【NΣRA】(鷲座、762)に呼応する。その在り方は、「玉依毘売」に極めて近い。
「娶岐多志毘売之姨小兄比売」という記述は、「娶其姨玉依毘売」という記述に繋がる。(※既稿も参照)
当該の繋がりを規定しているのは…【NΣRA】(鷲座、762)であるところの月宿の【女】。
西洋で言うところの「Altair」(アルタイル)である。ならば、ここも例の如く、「姨」の文字を、
「夷の女」と読むことが、当たり前のように想定されている。そこで、「夷」の字義が問題だ。(※次項に続く)