今までブログにいろいろ書いてきたつもりでしたが、まだ書いていないことがあったことを思い出しました。
私が小学校5年生の時のお話です。
ある時、隣の席の男子の椅子の座面に私は画びょうを針を上に向けて一個置いたのです。
なぜ、そんなことをしたのか自分でもわかりませんでした。発作的な行動だったのです。
画びょうなので何も知らずに座ればかなり痛い思いをしますし、大怪我に発展したかもしれません。
幸い、席の主は画びょうに気づいてくれましたので、大事には至りませんでした。
その時の私の心境は、半分ホッとして、もう半分は残念に思っていたのです。
隣の席の男子には個人的な恨みもないですし、本当に発作的な行動でした。
今となれば、隣の席の男子が気づいてくれて本当によかったと思うのですが、当時の私は半分しかそう思えなかったのです。
私は家でも学校でも母の言いつけを守るいい子でいようと、自分が思う悪い子の部分をなんとか外に出さないように封じ込めて生きていました。
私がいい子の自分しか認めなかったので、この時「悪い子の私もいるんだよ」と悪い子の自分がひょっこり出てメッセージをくれたのだと思います。
当時の私には残念ながらそのようなメッセージを感じとることはできませんでしたが、無意識ではそういう悪い子の自分を出せたことに満足していたのかもしれません。
それから発作的にそのようなことをすることは一度もなかったからです。
もし隣の男子が気づかずに椅子に座ってしまったら、私は罪悪感に苦しんでいたことでしょう。
罪悪感に耐え切れず、悩んだ末に先生に自分がやったと名乗り出ていたと思います。
この時にはまったく感じませんでしたが、私が罪悪感を抱えずすむよう、私を守るための力が働いていたのだと思うのです。
かなり危険な方法でしたが、爆発したかたちで出てきた悪い子の自分がそのままずっと出ることもなかったので、ここで爆発しておいてよかったのかもしれません。
半分残念な思いがあってよかったのです。自分の中の悪い子を自分で認識できたのでしょう。
もっと我慢して悪い子の自分を出さないようにしていたら、人をもっと傷つけるような大事件に発展していた可能性もあると思います。
誰でも陰と陽の両方を持っているのです。
いい子にしている子供ほど、ある時私のように封じ込めてきた陰が爆発したように出てくることもあるのです。
もし、そのようなことが自分の身近で起きた時には、まずはどうしてそのような行動をとるに至ったのかその子の心情を理解してあげて欲しいのです。
人を傷つけたい子供なんて、本当は一人もいないのですから。
怒る前によく話しを聞いてあげてください。
本人に聞いても自分の無意識な行動を説明できない場合も多いと思います。
そのような時はスクールカウンセラーさんなど専門家に相談されることをお勧めいたします。
今日も読んでいただき、ありがとうございました
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