みなさんご存知のとおり、私は今カウンセラーをしていますが、カウンセリングをする時に、カウンセラーはリーダー役になります。
クライアントさんをその方が望む方向へ導く役割だからです。
私がやりたいことの一つはリーダー役なのです。
目的は他にあるのですが、目的を達成するために、私はリーダー役をやっています。
私は子供の頃からリーダー役が一番苦手です。
人をまとめたり、自分の意見をみんなに伝えたりすることができなかったからです。
話しても声が小さくて、みんなにわかってもらうことができなかったからです。
そして、できなかった責任を自分で負うことが怖かったからです。
学生時代は、なるべくこういうリーダー的な役割につかないようにしていました。
例えば学級委員なんて、とんでもないと思っていました。
学級委員に立候補して、見事にクラスを仕切ることができるような友達を尊敬の眼差しでみていました。
そんなふうに、なるべくリーダーになることを避けてきた私でしたが、小学校5年生のある日、通学班の班長になってしまったのです。
同じ学年の友達が私含めて3人いたのですが、その中で一番誕生日が早かったので、私が班長をやることになってしまいました。
小さい子達が全然私の言うことを聞いてくれないのです。
自信がなくて、声も小さいから全然伝わらないのです。
この時、激しく落ち込んで、とうとう登校拒否をしてしまいました。
それまでも、嫌なことはたくさんあったんです。
それでも登校拒否をするまではいかずに留まっていました。
でも、この時はどうしてもダメだったのです。
すっかり自信を失ってしまいました。
今思うと、一つの挫折体験だったのだと感じています。
なぜ挫折したかというと、リーダー役が私にとってはとても大切なことだったからだと思うのです。
どうでもいいことに人は悩まないですし、まして挫折感を味わうことはないでしょう。
登校拒否といっても実際は学校をお休みしたのは3日だったんですけどね。
大人になっても母に、この3日間の登校拒否のこと何回も突っ込まれるのです。
「あんたは小学生の時、登校拒否をしたよね。あれだけは本当に困ったわ」と。
そう言われる度に、嫌な気持ちになっていましたが、実はそれが母の愛だったのです。
私がやりたいことをやっていないから、母が何回も突っ込みを入れて、思い出させてくれていたのです。
こんなところにも愛が潜んでいるので、侮れません(笑)
(笑)なんて書きましたが、これを知った時は涙が止まりませんでした。
そして、母もまたリーダー役をする人でもあるのです。
昔から目立つ人で、弟が入所している施設の家族会の会長を何年もしていました。
会長を退いた後も、何故か家に母を頼って相談にくる人が多いのです。
家族内でいうと親もリーダーですからね。
自分なりの子育てをしてうまくいっていたつもりなのに、登校拒否をした私が許せなかったのかもしれません。母にとっては、唯一の汚点なのかもしないです。
私が大人になっても気になって仕方ないのことなのでしょう。
自分がやりたいことって、こんなふうに自分が苦手で避けてきたことでもあるのです。
そして、それは父親や母親と同じということもよくあります。
本当の自分は、自分が思っている自分像と反対側にある場合が多いです。
これがわかると、「どれだけ自分を勘違いしてきたのだろう?」と思うこともあるかもしれませんね。
自分がやりたいことは、自分が苦手で避けてきた中や、諦めていることの中にあることも多いので、自分では見つけることがかなり難しいです。
自分が何をやりたいのかわからない方で、それを知りたいと切望する方はカウンセリングをご利用いただければと思います。
みなさまの参考になれば幸いです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました
自信を育てるカウンセリング
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