セルフカウンセリングのこと書いていこうかと思ったら自己紹介が途中だったことに気づきました。
だいぶ間が空いてしまいましたが、こちら
の続きになります。
絶体絶命な状態まで自分を追い込んだ私でしたが、そんな時ありがたいことにチャンスが舞い込んできたのです。
それは一人のお医者さんとの出会いでした。
以前こんな記事
を書きました。
私の本当の願いが叶って、自分でチャンスを引き寄せたのかもしれません。
そのお医者さんは近所にあるクリニックの内科の先生で、主人の主治医でした。
その先生がおっしゃるのです。
「血液検査の結果をみるとかなり問題がありますね。栄養状態が悪い。特に貧血が酷いこと、ビタミンB不足、たんぱく質不足があります。
栄養状態を改善すれば今飲んでいる薬（精神科で処方された薬）を飲まなくても生活できる可能性が高いです。」
ちょっとびっくりした出来事でした。
貧血があるのは以前から知っていましたが、栄養状態が悪いことで、自分がうつに苦しんでいるとは考え難かったからです。
栄養状態が良くなれば、からだの調子は良くなるかもしれないけれど、こころは相変わらず辛いに決まっている。
からだだけ良くなったら、「働かないことをみんなに責められるに違いない」
そう思って、ありがたい先生のアドバイスも一年間受けとれずにいました。
通院の度に先生は栄養の大切さを私に教えて下さるのですが、そのことすら責められているように感じていました。
一年後、いい加減病気を治したいなぁと思うようになった時にはじめて先生のアドバイスを受けとれました。
栄養状態をよくするために、サプリメントの摂取をはじめて食生活を改善しました。
今までどうやったら自分のうつ病が治るのかまったくわからなかった私でしたが、「栄養状態を良くする」というヒントをひとつもらったら、次にやることがどんどんわかってきたのです。
睡眠障害が酷かったので、決まった時間に起きて、朝陽を浴びました。
昼間は買い物を兼ねて毎日1時間は散歩をしました。
昼寝は30分以内。
こんな生活を少しするうちに、ずっと逃げてきたこころの問題と向き合うことを少しずつはじめました。
栄養状態が良くなれば、からだの調子は良くなるかもしれないけれど、こころは相変わらず辛いに決まっている
先生のアドバイスに対して私が感じたことは、当たってもいたし、間違ってもいました。
栄養状態がよくなったから、生きづらさがなくなるわけではありません。
自分の課題は相変わらずそこに残っているわけですから。
やはり、自分自身と向き合うことは必要です。
だからといって、栄養状態を良くすることに、意味がないかというと、そうでもないのです。
からだがあまりにも辛かったら、こころの問題を解決しようとしても、からだの辛さに負けてしまって、こころが整理できないのです。
そういう意味で、あまりにも体調が優れない方には（栄養状態の改善でなくても構いませんが）からだを先に良くすることをお勧めしたいです。
それまでと生活をまったく変えて、いろいろなことに挑戦して、はじめて「自分は今まで、何をしていたんだろう？」と思うようになりました。
ただ、精神科の先生に言われるまま効かない薬を飲み続けて、薬が効かないことに苛立って、病気が治らないことを先生のせいにして、被害者気取りでいたことに気づいたのです。
それに気づいた時、愕然として目が覚めたような感じがしました。
それからは人のせいにせず、自分を大切にすることを考えはじめて行動を起こしました。
そして、同じ病気の方への分かち合いをはじめました。
主人にホームページを作ってもらい、私は毎日、自分が回復する過程を日記に綴り公開しました。
同じような病気で苦しんでいる人が私の回復する様子を見たら、「自分も頑張ろうと思えるのではないか？」
すべての人にとっていい情報ではないかもしれないし、間違いもきっとあるだろうけれど、今しか書けないことを発信しよう。
そんなふうに思って書いていました。
自分と深く向き合う出来事があり、最後の方は日記を書けなくなってしまいましたが、栄養状態を良くすることを意識しはじめてから約９カ月でうつ病、睡眠障害、不安神経症から回復できました。
その頃、ここまではっきりは意識していなかったと思いますが、後から考えるとこういう過程を経てうつ病から回復することができたように思います。
今から、７年前の話しです。
長くなりますが、うつ病から回復後のお話しは次回に続きます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました
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