今、NHKのためしてガッテンを観ていたら、腎臓病をテーマとして取り上げていてました。腎臓病に罹った患者さ
んが出ていらっしゃって、今までの経緯なんかを説明されているのを聞いていたのですが、腎臓が悪いというこ
とで医師に診断された後、腎臓病食を4年くらい食品成分表を観ながら一生懸命作って食べていたそうです。そ
の甲斐も無く4年後(と言っていたと思います)に人工透析を必要とするからだになったということでした。「う~
ん、残念だけど、そうなるよね」と主人に言いました。だって、たんぱく質を50g以下に制限してしまったらしいの
です。腎臓病食ってそういうものみたいですね。たんぱく質はいかなる場合でも制限してはいけないのです。た
んぱく質がなければからだを作ることはできませんよ。筋肉だって血管だって皮膚だって髪の毛だって歯だって
たんぱ質が無いと作ることができないのです。貧血にもなります。ヘモグロビンはヘムという鉄を含んだ色素と
グロビンというたんぱく質からできているのです。他にも大きな問題があって、体内酵素はたんぱく質でできてい
るので、これが作れなくなるのです。そうすると、免疫が落ちてきていろいろな症状が出てきます。いろいろな病
気になって行くということです。体内酵素がしっかり働く為には補酵素が必要になります。この補酵素になるのが
ビタミンやミネラルなのです。ものすごく単純に言ってしまえば、たんぱ質とビタミン・ミネラルが補えれば健康に
近付くことができます(他にもいろいろな要因はあるんですけどね)でも、テレビに出ていた腎臓病の方はしっか
りたんぱく質の制限をされてしまっていたので、悪化してしまったのでしょうね。もしかすると、たんぱく質をしっか
りと摂っていれば透析の必要は無くなっていたかもしれないのです。健康な方はもちろんですが、病気の方程多
くたんぱく質を摂る必要があります。目安は毎日、体重1kg当り、1gのたんぱく質を摂る必要があります(50kg
の方は50g)病人はもう少し多目に摂ると良いと思います。肉100gで10gのたんぱく質が摂れるか摂れないか
というところなのでこのノルマは案外厳しいのです。精神疾患者はストレスでかなりたんぱく質が消耗されるの
で、大豆プロテイン等を使ってしっかり摂って行って下さい。私も毎日しっかりたんぱく質を摂ることを心掛けてお
ります。