うつ病等の精神疾患を抱えた方が、病院や医師にかかる時にどういう基準でそれを探すかというと「親身になって良く話を聞
いてくれる病院、先生」という考えを持った方がかなりの割合でいらっしゃいます。もちろん、大して話もせずに適当な薬を処方
されては敵いませんからそれももっともですよね。でも、本当に親身になって話を聞いてくれる先生が良い先生なのでしょうか?
私は違うと思っています。そもそも親身になって話を聞いている精神科医なんていないと思います。悪い意味じゃ無く、患者一人
一人に親身になって話を聞いていたら精神科医なんて務まりませんよ。精神科医の立場を自分に置き換えてみて下さい。とても
じゃないけど、身が持ちませんよねA=´、`=)ゞ じゃあ、良く話を聞いてくれる先生というのはどうでしょうか?これは、半分は良い
医師と思っても良いかなぁと思うのですが、全面的に良い医師とも限りらないと私は思っています。話を聞いてもらうとそれだけで
楽になるという方ももちろんいらっしゃるし、それを否定しようということでは無いのでお断りしておきますね。
話をしてストレス解消になるというのは良いことですが、それだけじゃ私は物足りません。本当に良い医師なら、それだけでは終
わらず、病気を治す為にできることをアドバスイスして治す為のケアをしてくれると思うのです。
私の以前通っていた心療内科の主治医も良く話は聞いてくれていたのですが、治すべく指導は皆無でした。ですから、悪い先生
では無いですが、良い先生でも無いよなぁというのが私の素直な元主治医への感想です。
それに対して、今の内科の主治医はどうしたら治るかということを明確に示してくれました。「今のあなたは栄養不足になっている
ので、それを補えばうつ病は治ります」と。それからすぐには気が付くことができなかったけれど、少ししてから気が付いたんです
よね。栄養不足でうつ病になっていたなら、結局自分のせいなんだよなぁって。今までは私にストレスを与えた人物や私にひどい
扱いをしてきた精神科医に対する恨みみたいな感情を持っていましたが、気が付いてからはそういう感情が全く無くなって楽にな
りました。今までの生活を省みると、それまで、ダイエット(というかオーバーワークになると自然と痩せてしまうんです、私の場
合)をしては逆に食べて太っての繰り返しで栄養状態は悪くなっていたろうし、食生活だって糖質過多になって、たんぱく質や野
菜不足になっていたなぁとか、オーバーワークの傾向が強かったよなぁとか今までの無理に気付きました。
結局のところ今までの生活習慣や食生活が悪い、つまり生き方が間違っていたということが病気を作るのです。
そのことに気が付かないと、病気は治せないし、治ったとしても同じ生活をしていたら再発は免れないのです。本当は医師が
そういうことに気が付くように導いてくれると良いのですが、今の精神科医療は薬でしか解決しようとしないですから、精神科医に
それを求めるのはまず無理なんでしょう。
大体、精神科で処方される薬っていうのは症状を抑える薬なのです。さすがに私も全種類の薬を飲んだ訳では無いので、精神科
領域で扱う薬の全てが症状を抑える薬か否かはわからないですが、少なくとも自分が飲んできた薬は全て症状を抑える薬でし
た。意外とそんな薬の性質にも考えずに薬を飲んで治ると信じている方が多いのに驚くことがあります。まぁね、精神科医が「うつ
は必ず治る病気です」なんて根拠の無い気休めを言うのですから、これも仕方無いのかも?と思いますが、やっぱり患者側も少
し考えていかないといけないですよね。どんどん薬が増えて、一向に薬を減らせない人や命に関わるような副作用が強く出てしま
った人、薬で肝臓を悪くしてしまった人を私は何人も見てきていますから。
症状を抑える薬だって医師が一番良く知っているはずなのになんで「うつは必ず治る病気です」なんて言えるのか信じられませ
んよ、私は。症状を抑えている間に、自然治癒力が働いて治るのを待つしか無いのにね。だから、私のように栄養不足になって自
然治癒力が無い人は自然治癒力を自分で付けない限りは永遠と薬とおさらばできない仕組みなのです。医者はそりゃあ儲かる
はずです。「お薬は一時的に症状を抑える為に短期間服用するものですから、治るにはあなたが努力しなければいけませんよ、
私もその手助けをしますから」なんてこと言ってくれる先生なら信用しても良いかなぁと私は思います。
今日はちょと毒舌になってしまったかなぁ(^^ゞすみません。
あっ、これ精神医療の話だけで無く現代医療(西洋医学)全般的に言えることですからね。西洋医学もほとんど対症療法ですか
ら。あまり長く薬を飲んでいるとからだをいじめているだけですよ。早くそのことに気が付きましょうね(o^-')b