今日は、栄養療法の専門クリニックとして有名な新宿溝口クリニックの「精神疾患への新しい考え方~栄養アプローチの理論と
実際~」と題した講演会に行ってお話をうかがってきました。特別講師に「食事で治す心の病」という著書等で多くの方に低血
糖について長年啓蒙されてきた大沢博先生を招いての講演会でした。もう、一年以上栄養療法を実践してきている私には特別
目新しい情報は無かったのですが、一度生で溝口先生を拝見したいというミーハー心で行ってきましたf^_^;
溝口先生は背が高く若々しい活動的な方でした。ブログ等の写真で拝見する限りではそんなに背の高い方とは思わなかったの
で少し驚きました。そしてなにより、お話がものすごく上手でいらっしゃるのです。生化学的な話は硬くなりがちですが、ユーモア
のある語り口で、参加者の緊張も解けて先生の魅力溢れるお話に引き込まれました。溝口先生はお話の中でご自身のフェリチ
ンの数値を280であると言われていました。鉄不足の激しい私としては何とも羨ましい数値なのですが、女性の場合は月経があ
るのでいくら頑張ってもここまではまず無理でしょう。でも、その数値を聞いても私には全然驚きは無かったです。私の主治医は
それを上回る380という数値だからです。いつも自慢されてますから(^_^;) まぁ、栄養療法で治療をしようという先生方ですから
まずは、ご自身の栄養管理はできていないとまずいですよね。大沢先生はその著書を読んで想像していた通りの方でした。数十
年も前から、低血糖症のことに気が付かれて研究され啓蒙されていたという功績は素晴らしいことであると感じます。
今日の講演会には、15名の医師が参加されその中には精神科の医師もいらっしゃるという話があったのが印象的でした。栄養
療法に中々理解を示さない多くの精神科医がいる一方で、有効な治療方である栄養療法に関心を示される医師もいらっしゃるん
だと嬉しく思いました。もっともっと沢山の精神科医に栄養的な治療の有効性に気が付いていただきたいものです。
溝口先生、楽しくわかりやすい説明ありがとうございました。またブログ等で有益な情報を提供していただけることを期待しており
ます。