さて、今回の福岡、トリを飾るのは福岡県福岡市中央区警固にある「大重食堂（Big Heavy Kitchen）」さんです＾＾
福岡の中心街からはちょっと外れた場所、地下鉄七隈線薬院大通駅から徒歩7分程の場所にあります。一昨日記事にさせていただきました玄瑛さんも近所にあります。
こちらのお店、私がよくお世話になっております西区のおこじょさん、そこの佐藤店主が先日決勝戦に出場されました「第4回WRGP（ワールドラーメングランプリ）」で栄えあるグランプリに選ばれたお店です。
恥ずかしながらWRGPというもの自体の存在を私は知らなかったのですが、佐藤店主が決勝進出されたことをお聞きしてから自身でも少しづつ調べてみまして、同じ決勝の舞台に福岡からも3名の方が進出されているのを知り、その中で普段からも限定ながらラーメンを提供されてらっしゃるこちらのお店にも今回せっかく福岡まで来たので足を運んでみようかと予定を立てていましたところ、出発前日にこちらのお店がグランプリに輝いたということを知り、これは行かねばなるまいと思いまして、今回お邪魔させていただきました。
こちらのお店は基本夜営業の居酒屋さんなのですが、平日の昼のランチタイム限定で12：00～1日30食の限定にてラーメンを提供されてらっしゃいます。
私が到着したのは開店40分前、しかしながら既に5名程が前に並んでらっしゃいました。
開店時間になりまして、お店の中に通されます。
カウンター席に着き…
こちらがお品書き、メニューはこちらひとつのみ、長くなるので割愛しますが「平戸のあご～無添加ラーメン（￥800）」を注文です。待っている間に目の前の調理風景を見ていると…
なんとも見慣れない風景が。
サイフォンでダシを取ってらっしゃるようで、こういうことをするお店があるっていうのは知識として知ってはいましたが、実際目の当りにするのは初めてです。そしてふと横を見ると…
輝く第4回WRGP覇者の証、眼福です＾＾そして…
到着＾＾
ドンブリから立ち昇る芳香、口を付けると柔らかいアプローチから雑味無くまろやかなダシの味わいがじんわりと広がっていき、ウマく、甘く、深く、コク、「和風」である印象はありますが、飛び抜けて突出した素材の主張があるわけではなく、素材の持ち味同士が絶妙なバランスの上に成り立っている、そんな感じです。卓上には…
左からダシガラを使用したスープのコク増し用のふりかけ、ラーメン用特製柚子胡椒、梅モヤシが備え付けられているので、随時使用しながら風味の変化を楽しみます。具材は…
海苔、ハーフ味玉、キクラゲ、炙りチャーシューは…
2枚、万能ネギも散らしてあります。
素材の詳細はお品書きに詳しく書かれていますが、特にチャーシューの肉感溢れる食感とその味わいが印象に残りました。麺は…
中細のやや縮れ麺、モッチリとした食感と弾力、滑るようなすすり心地、福岡県産のラーメン専用小麦・ラー麦を100％使用して作られているそうで、スープとの相性もとてもいいものに感じます。そして…
もうちょっと食べたい気分になってしまったので「替玉（￥150）」を注文、こちらには最初少量の麺を卓上のふりかけだけと合わせていただいてみましたが、これもまた面白い。
もちろんスープまでしっかりといただきまして完食、清湯、そして無化調ながら非常に満足感があり、ひたすらに滋味深い、素敵な1杯でありました＾＾
そしてこれはある種偏見なのかもしれませんが、敢えて言わせていただくのであれば、真っ白な豚骨ラーメンが代名詞であるこの福岡の地で、まるで対極を成すようなこの1杯が提供されているということに、より一層の驚きを感じました。
そして最後に店主さんご夫婦とスタッフさんのなんとも清々しく丁寧な接客にも感動を覚え、お店を後にしました。
ご馳走様でしたm(_ _)m
…といったところで、今回の福岡は終了、ありがとうございましたm(_ _)m