※一部修正追記した再掲記事です。
最近仕事が多忙であり再アップ記事がちょこちょこ増えてますが…何卒ご了承下さい(T_T)
はいどうもぉ。
さて、今回はこちらも恒例のプーさんシリーズ語りです。
プーシリーズの大ファンなおときち。
どうしてもプー作品の語りはマニアックな内容になってしまう事をご容赦くださいw
今回は③のシリーズにあたる、テレビシリーズ「新くまのプーさん」の2本のテレビスペシャルについてまとめて語っていきたいと思います。
先に言っときますが今回はまた特にマニアックでディープな語りになってますのでご了承を…。
(※当ブログは基本ネタバレありです。ご了承下さい。)
まずは2本のデータから。
①くまのプーさん みんなの感謝祭
(原題:A Winnie the Pooh Thanksgiving)
1998年
監督
ジュン・ファルケンシュタイン
データ
感謝祭の特別番組としてABCテレビにて放送された「新くまのプーさん」のテレビスペシャル。
監督はあの名作「ティガー・ムービー」を手掛けたジュン・ファルケンシュタイン。
音楽は「クリストファー・ロビンを探せ!」のカール・ジョンソン。
挿入歌を「リトル・マーメイド2」の楽曲も手掛けたマイケル&パティ・シルバーシャーが担当。
エミー賞にもノミネートされた、知る人ぞ知るプーシリーズの真の隠れた名作としてコアなファンから高い人気を集める作品です。
森の仲間たちの中ではカンガとルーは未登場。
そのかわり地リスのゴーファーが登場します。
日本では残念ながら現在配信は無く、DVD作品「くまのプーさん 冬の贈り物」でのみ観ることができます。
②くまのプーさん いつまでも友達
(原題:Winnie the Pooh: A Valentine for You)
1999年
監督
キース・インガム
データ
こちらも同様にABCテレビにてバレンタイン前日の特別番組として放送されたスペシャル版。
監督はキース・インガム。
脚本は「クリストファー・ロビンを探せ!」のカーター・クロッカー。
音楽と挿入歌は前作の感謝祭同様カール・ジョンソンとマイケル&パティ・シルバーシャーが手掛けています。
長年ティガー役を務めてきたポール・ウィンチェルがティガーを演じた最後の作品としても有名です。
こちらも感謝祭同様カンガとルーは未登場でゴーファーが登場。
プーシリーズって結構制作スタジオによって細い所も特徴があって【トゥーンスタジオはルー推し】で【テレビジョンシリーズはゴーファー推し】だったりするんで面白いです。
こちらも長年DVD「くまのプーさん びっくりプレゼント」でしか観ることのできない作品でしたが、なんと2023年にめでたくディズニープラスでの配信がスタート。
現在配信中です。
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あらすじ
①【みんなの感謝祭】
ある年の感謝祭。感謝祭のパーティーにクリストファー・ロビンを招待したプーがご機嫌でパーティーに向かうと、皆もそれぞれの御馳走を持ち寄り集まっていた。
しかしそこにやってきたラビットは、このままでは感謝祭が出来ないと言う。
皆はラビットのプランと指示に従ってパーティーの準備を進めることにしたが、思うようにいかず…
②【いつまでも友達】
あるバレンタインの数日前。プー達はクリストファー・ロビンが自分達の知らない誰かにバレンタインのカードを作っているのを発見し、どうやらその相手が【オンナノコ】だという事を知る。
オウルに【オンナノコ】についてと【クリストファー・ロビンが恋の虫にやられた】事を聞いた一行は、ロビンの恋の病を治すため【こいのむし】を探しに行く事を決意する…
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感想
新くまのプーさんから派生した中編スペシャルアニメーションはこれを含めて計4つ程あるんですが、特にこの2つは完成度が高いわりに知名度が低く、日本ではディズニーチャンネル等でも放送された事のないかなりコアな作品です。
季節のイベントを題材にした子供向けアニメーションと思いきや、「ティガー・ムービー」のジュン・ファルケンシュタインや「クリストファー・ムービーを探せ!」のカーター・クロッカーをはじめ、携わってるのがディズニープーに精通している精鋭チームなので、2作品共に実はかなりプー作品の魅力や醍醐味を詰め込んだ作り込まれた力作になっています。
特に2作品ともにマイケル&パティ・シルバーシャーが手掛けている挿入楽曲達がまぁ素晴らしいんですよ。
プーという作品やテーマを良く理解している楽曲達なので、油断して観てると最後の曲とかでちょっとウルッとさせられてしまったりします。
プー好きの人には本当に是非チェックしてもらいたい2本なんですね。
↓以下↓作品ごとの見処を。
①みんなの感謝祭
②いつまでも友達
こちらはバレンタインのスペシャルアニメーション。脚本が「クリストファー・ロビンを探せ!」のカーター・クロッカーという事で、展開はそちらに少し似ています。
擬似的大冒険とかプーのロビンへの依存具合とか。アニメーションや作画に関しては前述の感謝祭に比べて少々粗い部分が散見されますし、ストーリーに関しても要領を得ない部分があったり、キャラクターデザイン(カラーリング等)が他作品と異なっていたり、お世辞にも傑作とは言えない内容ではあるんですが、、、
この作品は何よりもラストの
「Places in the Hear」
という楽曲が素晴らしすぎるんですよ。
個人的には全てのプー作品の楽曲の中で「プーと大人になった僕」の「クリストファー・ロビン」と肩を並べるナンバーワンです。
間違いなく。
プーという作品の核心を捉えた歌詞とポップなんだけど切なさと哀愁が見え隠れするメロディ…
本当に名曲です。
〜君と僕とはいつも一緒。
それを教えてくれた'プー'という場所〜
というこの曲の歌詞が、なんだかプーさんという作品の全てのような気さえしてきます。
しかもそんな名曲と共に過去の「クリストファー・ロビンを探せ!」や「プーさんのメリー・クリスマス」等の名場面がフラッシュバックで流れるという憎い演出!
プーファンは涙腺崩壊間違いなし(?)ですw
しかもこの作品は去年からなんとディズニープラスでの配信がめでたくスタートとなりました。
ぜひ、この最後の曲を聴くためにもプーファンでまだ未チェックの方は見ていただきたいですね。
この作品の再生回数が好調なら他のテレビスペシャルも配信されるかもしれないので……
ぜひ!!
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まとめ【突き詰めるとディープなディズニーのプーシリーズ】
まぁホントにディープな話になってしまって申し訳ないです。
ただ、個人的には本家やトゥーンスタジオ制作の劇場用作品とはまた違う意味でこの「新くまのプーさん」シリーズはプーという作品を突き詰めたシリーズだと思っています。
特に小さな子供達には劇場用作品達より圧倒的に見易く楽しい作りになっていて、このシリーズが今日のプーの世界的な知名度と子供人気に多大な貢献を果たしているのは言うまでもありません。
そんな中でもこのスペシャルシリーズは特に劇場用さながらに作り込まれた拘りの作品が多いので、もっと沢山の人達に観てほしいと思わずにはいられないんですよね。
大人のプーさんファンも充分に楽しめます。
特に最初に紹介した「みんなの感謝祭」は本当に劇場で公開しても全然良いくらいのただの名作なんで…。
テレビシリーズ「新くまのプーさん」
「プーさんのメリー・クリスマス」
「ハロウィンは大騒ぎ」
「みんなの感謝祭」
「いつまでも友達」
とある中で現在はテレビシリーズの「新くまのプーさん」と「いつまでも友達」それと「プーさんのメリー・クリスマス」は長編作品「くまのプーさん みんなのクリスマス」内の一部として、ディズニープラスで観ることができます。
大体のプーさん長編は見尽くしたという方や、もっとディープなプーワールドに浸かりたいという方には、是非ともチェックしてみて頂きたいいですね。
はい。
というわけで今回はこの辺で!
今回も長文駄文にお付き合い頂きありがとうございました♪
また次回。
しーゆーねくすとたぁいむー。