最期の日まで④ | ヒルシュっ子の育児日記と母の闘病記録とその後

ヒルシュっ子の育児日記と母の闘病記録とその後

生まれて間もなく息子がヒルシュスプルング病という先天性の腸疾患であることが判明。その頃の記録と、実母が膵臓癌を患い2月の大雪の日、旅立ちました。母の闘病中の記録とその後の日記です。

亡くなる前日、腹痛を訴え泣きそうな表情で苦しむ母。今までずっと苦しくて痛い思いをしてきたのに、ここにきてまた痛みがあるなんてと見ていて辛かったです。

オキノームを水で溶き、1包だけ飲みました。しばらくして眠り、そのままトイレを訴えるこはなく、少し目覚めた時もアクエリアスの氷を食べるか聞いても無反応。また眠り始めました。


足のチアノーゼや浮腫は数日あり、温めたりしていると、暑いのか良く上がるなぁと感心するほど片足を上に上げる母。それを数回繰り返していました。

夜中の3時。姉と交代しようと起きると、呼吸が変わってきたと話す姉。前までは時折10~15秒ほど無呼吸になることも多かったのですが、それはなくなり、肩で息をしていました。手を見ると、今までになく明らかにチアノーゼが見とれました。手を温めても擦っても何をしても色が戻ることはなく、呼吸が少しずつ変わり口をパクパクとさせながらの下顎呼吸に変わってきました。

初めての看取りでしたが、私達でも最期の時が近いことが分かりました。