亡くなる2日前ほどから、完全に歩けなくなりました。そこで活躍したのが、母が寝ていた部屋にたまたま置いていた私の学習机の椅子。車椅子代わりに乗せ、1人が足を持ち上げ、1人が押しながら母が倒れないように支えて移動しました。
せん妄であまりコミュニケーションが取れなくなった母でしたが、トイレに行きたいことだけは亡くなる前日までハッキリ伝えてくれていました。間に合わないこともあったり、トイレと言っても出ずに終わったり、便座に座るのを拒んでそのまま部屋にもどることもしばしば。
トイレで用を足す気持ちは強くあったようでした。
唯一食べていたアクエリアスの氷も、飲み込むことも難しくなってきていました。噛む回数も減り、姉と数を数えてあげながら、10回は噛むように促していました。