最期の日まで② | ヒルシュっ子の育児日記と母の闘病記録とその後

ヒルシュっ子の育児日記と母の闘病記録とその後

生まれて間もなく息子がヒルシュスプルング病という先天性の腸疾患であることが判明。その頃の記録と、実母が膵臓癌を患い2月の大雪の日、旅立ちました。母の闘病中の記録とその後の日記です。

言葉も聞かれなくなり、私たちの問いかけに対し、ほとんどが無反応か首振りで縦か横に振ることで答えていました。白目になりながら無呼吸になる時間も多く、特に寝て起きてからが一番怖かったです。このまま息を引き取るのではないかという恐怖が数回ありました。

それでも何とか持ち直した母。薬のせいか、あまり理解もできていなかったであろう時のこと。わたしが母が倒れないようにと、ソファーに座っていた母の足の間に入り両手で腰を支えていました。色んな思いが込み上げ、抱きつきながら泣いていると、母は私の頭をポンポンと撫でてくれたのでした。それがまた嬉しくて泣いてしまった私。それから何度も支えながら、どさくさに紛れていっぱいギューしました。