子どものピーマン好き嫌い克服レシピ*切り方は縦?横? | こどものうちから伝えたい 心と体をつくる 食育と料理〜一緒に食べたい行事食と季節を感じるごはん

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子どもの食育スクール 青空キッチン(板橋校)をしていても

 

やはり一番「苦手」な子が多いピーマン

 

うちの子も苦手でした。

 

 

苦手の要因第一位はやっぱり「苦い」。

 

子どもの舌は大人より敏感であること、

 

苦いものを本能的に避けるようになっているので

 

苦みを感じるピーマンが苦手であるのは

 

仕方のないことなのです。

 

 

 

でもやっぱり苦手なものは少ない方がいいし

 

いろいろ食べてもらいたいですよね。

 

 

好き嫌いの克服は

 

調理の工夫だけでなく

 

様々な面からアプローチできるのですが

 

今回は調理の工夫、切り方について

 

書きたいと思います。

 

 

 

ピーマンは縦に切るのか?横に切るのか?

 

繊維に沿って切る(縦に切る)→左

 

繊維を断ち切るように切る(横に切る)→右

 

切り方があります。

 

※横に切るのは縦半分に切ってから切っています。

 

 

 

繊維を断ち切るように切ると

 

細胞が傷ついて苦みの成分が出やすくなる

 

=苦みを感じやすい

 

苦みが苦手な場合は、

 

縦に切る方がおすすめであると

 

されることが多いです。

 

 

今月は、青空キッチンでも

 

チンジャオロースを作り、

 

縦半分にしてから横に切ったのですが

 

板橋校でもおいしく食べられた子がほとんどで

 

それはもちろん、自分たちで作った

 

という経験も大きな要因ではあるのですが

 

実際食べてみて私は苦みが少なく

 

おいしいなとも思いましたし

 

持ち帰った生徒さんのお母さんからも

 

「苦みが少なく甘く感じますよね!

 

おいしかったです!」という

 

ご感想もいただきました。

 

 

 

 

 

縦に切るのと横に切るので比べてみました。

 

まずはレンジ加熱。

 

 

縦に切ったもの(左)、横に切ったもの(右)です。

 

同じピーマンの量です。

 

しんなりとするまで加熱しました。

 

そのまま食べると

 

やはり縦に切ったものの方が苦みを感じない

 

というのは明らかでした。

 

といってもどちらも苦いです。

 

 

味付けもせず、ただレンジで加熱したので

 

苦みももちろんありましたが

 

青臭いのはとても感じました。

 

 

 

フライパン調理で、他の素材と一緒に

 

味付けしてみました。

 

 

ピーマンとえのきのきんぴらです。

 

 

同じ量で調理しました。

 

左が横に切った方、

 

右が縦に切った方です。(逆になってしまいました)

 

 

横に切るとしんなりしやすいので

 

かさが減り、えのきだけも多く見えます。

 

縦に切ると存在感があり、全体的な量も

 

多く見えます。

 

 

 

実際にピーマンだけ食べてみました。

 

レンジ加熱のときははっきりと

 

横に切った方が苦いと感じましたが

 

こちらの調理だと、正直に言って

 

どちらも同じように感じる気がする・・・

 

と思いました。

 

 

そこで味蕾が減りつつある大人の私よりも

 

舌が敏感な幼児さんと小学生数人に

 

食べてもらいました。

 

 

どちらが苦いかを尋ねると

 

やっぱり「うーん」といったような様子で

 

「こっち!」と答えましたが、

 

明らかにどちらかとすぐ指をさす

 

という感じではありませんでした。

 

人数的には縦に切った方が

 

苦い、と答えた方が少しいたくらいです。

 

 

たくさんの人数で試したわけではないので

 

その人数で結論づけられないのですが

 

ただ言えることは、「どっちが苦いか」

 

と聞いたので、こっち、と答えたけれど

 

明らかにこっち、という答え方ではないな

 

ということを感じました。

 

 

横に切った場合、

 

炒めて調味料を加えたことにより、

 

苦みが外に出ていくのですね。

 

お皿やフライパンに残った汁まで

 

飲むようだったら苦いと感じるかもしれません。

 

 

 

つまり、苦みの点で調理を考えるのなら

 

炒めるのであればそんなに変わらない、

 

ということが言えるのだと思います。

 

 

ただ見た目はもちろん食感は違います。

 

縦に切った方は噛みごたえがあります。

 

横に切った方はクタッとしていて柔らかいです。

 

 

子どもにはしっかり噛んではもらいたいですが、

 

いつまでも噛み切れずに口の中にあるよりは

 

やわらかく食べられて飲み込めた方が

 

いいのかなと思いました。

 

 

横に切ると他の素材と一緒に

 

食べやすくなり、調味料も絡みやすくなります。

 

 

 

ですので、炒め調理の場合

 

噛む力を育てたい、

 

というときは繊維に沿って縦に切る。

 

苦手克服で食べやすくしたい、

 

というときは繊維を断ち切るように切る

 

のがおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーマンとえのきのきんぴら

 

レシピはこちらから見られます。↓

 

 

 

 

 

 

レンジ加熱については、

 

縦に切った方が確かに苦みは感じにくい、

 

でも噛み切りにくい、という点で

 

食べにくさは感じます。

 

 

そして、感じにくいといっても苦みと

 

青臭さはもちろん感じるので

 

食べやすさを考えると横に切った方がいいと思います。

 

 

ただ、調味なしで

 

横に切るとダイレクトに

 

苦みを感じましたし、

 

調味無しで食べることもないので

 

調味によっておいしく食べられるように

 

研究してみたいと思っています。

 

 

 

 

 

◯。゜゜。。。゜◯。◯゜゜゜。゜。◯。◯゜゜。゜。。。◯
 

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