VTX出力を25mWにしたらピットモードに入る問題を解決! | Yuzuiro FPV スポーツドローンライフ

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ドローンを始めて6年が経ち昨年はドローンレースチームも結成しました。
ドローンレースの練習会開催など、皆さんのお役に立てるよう少しづつ活動しています。

私の体験や記事が少しでも皆さんの役に立てば幸いです!

最近VTX出力を25mWにしたレースが主流になりつつあります。今までは200mWとかで飛ばしてたのですが、レース機は25mWに揃えようと思い、出力変更していたのですが、25mWに変更したらピットモードに強制的に入ってしまうというVTXがありました。

 

この2つです!

 

・Rush TINY Tank 

・TBS Unify Pro32 nano

 

1種類だと、固有の問題かと思ったのですが、複数で同じ症状になったので調べてみました。

 

 

結果、BetaFlightで設定しているSmart Audioのバージョン間違いが原因である事が判明しました。

 

下記の過去記事でも記載していますが、、、

 

 

 

 

 

Smart Audioのバージョンには大きく3つのバージョンが存在します。

 

SA1.0

SA2.0

SA2.1

 

で、今回問題が発生したVTXのSmart Audioバージョンは正しくは2.1を設定すべきだったのですが、それぞれに2.0で設定されていました。正しく2.1で設定し直した結果、どちらも正常に利用出来るようになりましたので、この間違いが原因であると思います。

 

ちなみSA2.0の画面がこちらです

 

 

 

 

下側の「値」というところが、Smart Audioバージョンによって変わってきます

 

SA2.0だと「0・1・2・・・」と数値が入っていきます

 

 

 

 

SA2.1だと「14、20、26、36」と入ります

 

 

 

上記はTBS Unify Pro32 nanoの設定です。

 

参考までにRush TINY Tankの設定は下記です。

 

 

 

 

この2つのファイルを書き換えると

 

25mw →14

100mw →20

200mw →23

350mw →25

400mw →26

 

となりますね、3上がるごとに出力が倍になってるところを見ると、この値はdBmなんでしょうね!

 

参考

 https://keisan.casio.jp/exec/user/1427779049


 

 

さて、これで原因は解明できたのですが、なぜこの問題が起こったか?

 

考えてみたのですが、数年前まではSA2.0が主流で、SA2.1のVTXはほとんどありませんでしたので、一般的に何も考えずにSA2.0で設定してしまったのではないでしょうか?

逆に最近の主流はSA2.1だと思うので、要チェックですね!

 

あと、SA2.0の設定でも25mw設定にしなければ、とりあえず映像が飛ばせるという点です。ただおそらくその場合は、出力がかなり低くなっていると考えれれるため、電波が人より弱いなぁ、、、と思った方は、一度確認してみることをお勧めします。

 

 

正しい設定で安全なFPVライフを過ごしましょう!