最近VTX出力を25mWにしたレースが主流になりつつあります。今までは200mWとかで飛ばしてたのですが、レース機は25mWに揃えようと思い、出力変更していたのですが、25mWに変更したらピットモードに強制的に入ってしまうというVTXがありました。
この2つです!
・Rush TINY Tank
・TBS Unify Pro32 nano
1種類だと、固有の問題かと思ったのですが、複数で同じ症状になったので調べてみました。
結果、BetaFlightで設定しているSmart Audioのバージョン間違いが原因である事が判明しました。
下記の過去記事でも記載していますが、、、
Smart Audioのバージョンには大きく3つのバージョンが存在します。
SA1.0
SA2.0
SA2.1
で、今回問題が発生したVTXのSmart Audioバージョンは正しくは2.1を設定すべきだったのですが、それぞれに2.0で設定されていました。正しく2.1で設定し直した結果、どちらも正常に利用出来るようになりましたので、この間違いが原因であると思います。
ちなみSA2.0の画面がこちらです
下側の「値」というところが、Smart Audioバージョンによって変わってきます
SA2.0だと「0・1・2・・・」と数値が入っていきます
SA2.1だと「14、20、26、36」と入ります
上記はTBS Unify Pro32 nanoの設定です。
参考までにRush TINY Tankの設定は下記です。
この2つのファイルを書き換えると
25mw →14
100mw →20
200mw →23
350mw →25
400mw →26
となりますね、3上がるごとに出力が倍になってるところを見ると、この値はdBmなんでしょうね!
参考
https://keisan.casio.jp/exec/user/1427779049
さて、これで原因は解明できたのですが、なぜこの問題が起こったか?
考えてみたのですが、数年前まではSA2.0が主流で、SA2.1のVTXはほとんどありませんでしたので、一般的に何も考えずにSA2.0で設定してしまったのではないでしょうか?
逆に最近の主流はSA2.1だと思うので、要チェックですね!
あと、SA2.0の設定でも25mw設定にしなければ、とりあえず映像が飛ばせるという点です。ただおそらくその場合は、出力がかなり低くなっていると考えれれるため、電波が人より弱いなぁ、、、と思った方は、一度確認してみることをお勧めします。
正しい設定で安全なFPVライフを過ごしましょう!