FPVドローンをやる為には、4級アマチュア無線技士の資格が必要です。
なぜ必要なのか?
ドローンからのカメラ映像を、FPVゴーグルで受け取るのですが、この映像を飛ばしてる仕組み(無線局)を使うのにアマチュア無線に資格が必要だからです。
いわゆる5.8GHz帯と言われる周波数を使います。
前提として、アマチュア無線は音声やモールス信号を伝えるのが、今までの主な利用用途でした、そこにFPVドローンが参入してきて、利用するようになったのです。
このアマチュア無線資格で扱える周波数ですが、
正確には5650MHz〜5850MHzです。
あれ?でもドローンのFPVって5705〜5800が使えて、それよりも上や下の帯域は使っちゃダメってなってませんか?
うん?
なんでや〜?
不思議に思ったので、調べてみたところ総務省の電波利用ホームページに、画像伝送で利用可能な周波数として下記の記載がありました。
「アマチュア無線のバンドプランにおいて画像伝送が可能な周波数は以下の通りです。この範囲内の周波数を使用してください。【5,690~5,725MHz、5,730~5,755MHz、5,757~5,760MHz、5,762~5,765MHz、5,770~5,810MHz】」
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/drone/notes/
なるほどなるほど、画像伝送に使えるのはこの周波数なんですね〜!
あれ?でもよく業務利用の場合は別途三陸特の資格が必要って言いますよね?
アマチュア無線と業務用で周波数が違うのかな?
なんて思ってたのですが、調べてみると、、、
業務用に使える周波数帯域は、5650MHz〜5755MHzでした〜!
アマチュア無線ともろ被りだし、逆に狭いんですね〜
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/drone/
いや〜、ややこしいですね!
ちなみに三陸特の資格を習得しても、アマチュア無線資格は包括してませんので、別途取る必要がありますし、逆も然りです!
この二つの資格の違いは、操れる無線局の違いもありますが、使用用途で明確に区別されてます。
アマチュア無線は、「金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究その他総務大臣が別に告示する業務を行う無線通信業務」
と定義されているので、アマチュア無線資格で飛ばす場合は、趣味の範囲になります。
お仕事でFPVドローンを飛ばしたい場合は、やはり三陸特以上の資格と、業務局として開局したドローンが必要になります!
いつの日か、業務局として開局する事はあるんでしょうかね?
ああ、DJIのデジタル伝送FPVも使ってみたいなぁ、、、(笑)
まぁ、皆も電波の事は知っておいた方がいいですよ〜!あくまで国民の財産なんでね!
https://genkosha.pictures/movie/19013019376