気がつけば秋 | 夕空菜月の虹色オアシス

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美術鑑賞、読書が趣味です。
絵を描くこと、詩や文章を書くこと
写真を撮ることを楽しんでいます。

 

暑さが落ち着いたと思ったら、また猛暑のような

暑さが戻ってきて、今ようやく秋の訪れが確かなものに

なってきたように思います。

昨日の夕方に、街を歩いていたら、影がとても

長くなっていることに気がつき、季節がまた変わり始めたと、

スガシカオさんのAFFAIRという歌を思い出しました。

毎年、長い影を見て、この歌を思い出して

心が秋に着地します。知っている方がいればと

思って書きました。

 

昨日は、友達と3人でランチ&お茶した後

それぞれにその後の予定があったので

早めに解散となり、私は予定はなかったのですが

レディースデイだし映画でも観ようかなと思いましたが

観たい映画が適当な時間にありませんでした。

それで、行けたら行こうかなと思っていた

「ウィーン・モダン展」に行くことにしました。

 

私が一番惹かれたのは、クリムトのこの絵です。

閉じられた美の世界を感じました。

 

 

私は特にクリムトのファンではないのですが

クリムトの絵は初期の作品が好きだと思いました。

 

 

1枚目のような、これこそクリムトというような、色彩が鮮やかな

作品にも惹きつけられますが。

 

会場では、クリムトの生涯最高のパートナー

エミーリエ・フレーゲの写真も展示されていました。

二人は湖畔で過ごすことがよくあったこと、

画家の死後、エミーリエはすべての手紙を

破棄したことなど、今読んでいるこの本と少し類似点を

感じました。

何か関連があるのかないのか、まだ途中までしか読んで

ないのでなんとも言えませんが。

私には難しいところもありますが、詩的で美しい文章と

内容です。すでに深く感動する部分もありました。

 

 

この本はツイッターで知ったのですが、その後に本屋さんに

立ち寄る機会があり、実は他の本を探していたところ、

この本が先に目に入ってきたのでした。

なぜかお目当ての本をやめて、この本を購入しました。

 

自分の行動は、自分でも説明のつかない衝動によることが

あるなあと時々思います。その時の直感というか

衝動というかは無視しないほうが、後々面白い発見が

あったりすると思います。

日常を一つ一つ丁寧に見ていると、映画を見るように

面白いと思うことがあります。たとえ小さなことでも

自分の内側だけのことでも。そんなことを取りこぼさずに

楽しみながら体験していきたいですね。

 

ウィーン・モダン展は、クリムトの作品だけではなく、他の

画家の作品や工芸品やインテリアなども展示されています。

絵画展の感想としては偏りがありますが、

というか、タイトルが「気がつけば秋」でしたね。

お読みくださり、ありがとうございます。