成功したきゃ寝ないでやれ!ってよく聞くけど、
ほんとかな?
寝ないでやれ。ってことは、「睡眠時間を削ってその分仕事しろ」
ってことなんだろうけど、
8時間を半分の4時間に削れば4時間の得!!
ってことで、じゃあその4時間に何かをバチバチに詰め込めば、
「2倍」のスピードで成功できる!!
って計算なのかな。
そっか、たしかに!!
実は、僕は何度もこれを試してみたけど、どうも様子がおかしい。
その日はいい。
気合ブリバリ!!ジャーン!!
とてつもない達成感と高揚感に襲われる。
「やった!ついに俺もやった!寝ないでやれば成功できるんだ!!」
ところが、次の日。
「だりー。」「頭まわんねー。」「いつベッドに入れるのかな今日~」
なんだか霧の中で生きてるような感覚。
なんだか、その日を「生き延びる」のに必死。という感じ。
「イキイキと」という表現からは程遠いかんじ。
そんなことを考えていたらあるシーンを思い出した。
朝の通勤電車。
僕はどうしても電車がキライで、そのため晴れの日も台風の日もバイクで学校に通っていたが、その時に国道246号線と東急田園都市線が「荏田」駅のあたりで並走するシーンがある。
満員電車と並走。
その時にヘルメットの中から見るシーン。
いや、なぜかみんな疲れてるかんじがする。
もちろんそうじゃない人もいると思うけど、大半はそう見える。
「朝」・・・だよね?
朝から疲れて見えるけど・・・。
まあいろんな事情があるとは思うけど、ギラついたエネルギーは感じなかったな、やっぱり。
そのシーンと、「寝てない」自分とイメージが交錯した。
いや、どう考えてもこんな自分、成功できそうな気がしないぞ。
ボーッとした頭で成功できるのか。
それとも俺が間違ってるのか、俺が甘いのか!?
気合!の問題なのか?
そこで調べてみた。
やっぱり「科学的根拠」だよね。信用しうるのは。
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カリフォルニア大学サンディエゴ校のDaniel KripkeらのSleep medicine掲載論文[4]や名古屋大学医学部大学院玉腰暁子の研究[5][6]では、睡眠時間が7時間の場合に平均余命が最も長くなり、死亡リスクも軽減する。 (ウィキペディア)
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35~55歳の男女約5500人に記憶力や語彙力など6項目のテストを行った結果、5年間で睡眠時間が8時間以上になった人、6時間以下になった人たちはテストの点数が下がったのに対して、推奨された7時間睡眠を続けた人たちはすべてのテストで最高点を獲得した。
つまり、人間にとって最適な睡眠時間は7時間であり、多すぎたり少なすぎたりすると脳の機能が低下してしまうのだ。
(ユニバーシティ・ロンドンでの研究)
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なるほど。
なるほどね。
やっぱり寝たほうがいいんじゃん。
やっぱり科学的根拠だよね。信じるものは。うさぎ跳び的な根性論じゃなくてさ。
ということで理論武装完了。
これからは遠慮なく、7時間寝かせていただくことにします!
寝るのってきもちいいしね。
十分寝て、エネルギー満タン、次の日に全開で飛ばします!!
その日を「生き延びる」のと「活き活きと生きる」のでは同じ人生の時間数ではあるが、全く違うクオリティーの人生である。
どちらが成功に結びつく生き方であるかは、
なんだかわかりそうな気がしませんか?
質を高められない時間数は、いくら多くても無意味。
つまり、「成功したきゃ、もっと寝ろ!」
ってことで、堂々と寝てきま~す。