剣術・・・其の参 | 私的、大東流合氣武道の考察 ~達人への道は達成できるのか~

私的、大東流合氣武道の考察 ~達人への道は達成できるのか~

大東流の一修行者です。日々思った事を書きます。最近、巷の道場、間違いが多いと感じます。
悩んでる修行者に是非見て貰えたらと思います。

介者剣術の構え
戦国時代の甲冑は20~30kg
あったようです。
当然、転んだら起きるのが大変なのは
想像に容易いです。
参考ですが、
アマゾンプライムで視聴できる
【甲冑バトル ザ・ナイトファイト】
という
古代の西洋の甲冑を着込んだ西洋人が
実際に戦う番組があります。
興味がある方は是非見て下さい。
			
その番組では目など急所の攻撃は
制限されてて使う武器も切れないものが
使われていますが、
西洋の甲冑も日本のものと同じく25㎏程は
あるので転んだ場合起き上がるのが
大変なのがよく解ります!!
日本人よりも屈強な西洋人でも
甲冑装備の状態で転んだら
致命的でした。。。
			
			
			
従って介者剣術の構えとしては
転ばされないように
足幅を広くして
腰を落とした低い構え 
が基本と一般的に言われていますが、
実際は違うのが師匠の見解です。
理由を聞くと納得。
詳しくは書けませんが、姿勢が大事です。
(文面的には当たり前か(笑))。
他にも、目を守る為に
頭を傾げて
目庇(まびさし)
を最大限に活用
するとあります。
ちなみに目庇(まびさし)は兜のココです↓↓
これも限度があったでしょうね。
傾げすぎると姿勢が崩れますので。
			
あとは甲冑の防御に特化した
袖の部分を敵に向ける。
とあります。
ちなみに甲冑の袖(そで)は
肩の部分の防具です。下図参照
			
 こうやって兜や袖をみると
介者剣術は上段の構えは
無かったと言われているのも
納得できますね。
兜の立物(たてもの)・吹返(ふきかえし)
や袖があると邪魔ですから、
刀を上段の構えるのは無理な気がします。