凤九ちゃんを再び天界へ呼び戻すために帝君は一つの謀りを行う。
それは、毎年5月5日に行われる新たに昇天した仙人に冠位を与える儀式で、今回を最後に 瑶池を永遠に封印し、天庭は再び奇妙な縁によって仙人となった者、果実によって仙人になった者の仙籍宝箓を承認しないこととする。
つまり、今回昇天しなければ叶青提は永遠に仙人になる事はできず、凤九ちゃんの恩返しはこの回でしかできない。
凤九ちゃんや白浅は帝君が魔道に落ちてしまったのではと嘆きますが、これは帝君の苦肉の策。
彼は今回を逃せば凤九ちゃんに二度と会う事は出来ず、自らがこの回に羽化する予定。
この辺が解ると55話での凤九ちゃんと帝君の再会がすごく切ないんですよ
特に帝君が凤九ちゃんの待つ琉璃阁に入っていく時の帝君の表情がいいんですよ~
今回の作品で帝君役の高伟光( 东华/宋玄仁/沉晔)さんとっても評価を上げたと聞きましたが、確かにですよね~
前作の桃花ではぶっきらぼう帝君でしたが、今回は感情が溢れているようでとっても素敵です
手の震えを凤九ちゃんに見せまいと抑えるシーンも YUZはウルウル来てしましました。
この回は涙なしには見れませんよ( ;∀;)
没有人比你更重要 小白 君程大切な人はいない(重要な人はいない)小白
ここに帝君の万感の思いが込められています。
そして、私は今日を怖れていたのか
これはきっと自らが羽化することを知っていて、今日凤九ちゃんに会えば永遠の別れを告げなければならない。この時の帝君の気持ちが分かればこの回のセリフはとても重く感じます。
我不会同你和離 小白 君と私は離れない 小白
到我死 你都是我的妻子 私が死に至る時まで、君は私の妻だ
你今日 あなたは今日…
我今日有些可怕是不是 私は今日を怖れていたのか
你不要怕 君は怖れる必要はない
このセリフの後、碧海仓灵の事が出てきて、きっと帝君は凤九ちゃんに彼のもっとも大切にしている場所を彼女に渡したのかなって感じます。
この回で、ドラマと原作では少しセリフの部分で異なっていますが、もう一つドラマでは帝君自身が涙を流しますが、原作では帝君ではなく、重霖がその心の内を感じ涙を流します。
原作の記載
彼は去って行く彼女を決して引き留めることなく、只彼女の影が三十六天の天門を抜け彼女の影が消え去った時、激しく咳き込み、赤金色の血痕が床の上に散る。
重霖は(帝君が咳き込む)音を聞いて急いで(帝君の許に)来ると、彼は少し疲れたように重霖へ錦に包んだ指輪を渡し、命じる。
「彼女はとても厳しく、強情で、この時 指輪を受け取る事を承知しなかった。私が羽化した(亡くなった)後、これを彼女に渡すのだ。私は逝くが、これは彼女の許に残る。(“她犟的厉害,此时不肯收,待我羽化后,这个无论如何让他收下。我走了,总要给她留些东西。”)」
重霖は眉を潜めて「是(はい)」と答え、手巾を近づけた時、年若い神官は耐え難く頭を下げて、只一筋の梅の花弁のような涙を流す。
将に、帝王は何も語らず、彼の傍らに仕える重霖のみがその心の内にある苦節を知る。
帝君の心の内を誰よりも知る重霖だから最後にあんなにも凤九ちゃんを責めてしまったんです。
是非是非、皆さまも帝君の気持ちを知ったうえでこの回を見てみてくださいね。
yuz-02のmy Pick