金剛輪寺②
滋賀県愛荘町
本堂は鎌倉時代の代表的な和様建造物として国宝に指定され、堂内には平安時代の十一面観音像をはじめ、
重要文化財の仏像が数多く安置されています。
また、三重塔(鎌倉時代)や二天門(室町時代)も国の重要文化財に指定されています。
庭園のさんぽのあとは本堂へお参りです。
長い参道の両脇には、
訪れた人々を山上の本堂まで導くかのように千躰地蔵尊が鎮座しています。
千躰地蔵尊は1000体のお地蔵様のことですが
実際には2000体を超えているそうです。
それぞれのお地蔵様には、家の名前が書かれていて
よだれかけやかざぐるまは毎年新調されているそうです。
地域の人によって大切に守られていることが嬉しいですね。
時折かざぐるまが一本だけカタカタ鳴り出すと
お地蔵様に語り掛けられてるような気分
だんだん傾斜がきつくなる参道で
もう少し!がんばれ!とでも言われてるような…
千躰地蔵尊とお別れして
紫陽花の咲く階段を上りきると…
二天門(重要文化財)
その先に本堂(国宝)があります
この辺りのモミジは紅葉すると「血染めの紅葉」と呼ばれています
確かにここの紅葉はとても鮮やかな紅葉ですが…
奈良時代、僧・行基が本尊の観世菩薩を一刀三礼拝みながら掘り進めていたところ
木肌から一筋の血が流れ落ち、その時点で菩薩様に魂が宿ったとして
荒堀りのまま安置されたという伝えにちなんでつけられたようです
三重塔(重要文化財)
幾重にも折り重なるように境内を包み込むモミジ
紅葉の名所は青モミジの名所でもありました
次は西明寺に向かいます🚘
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