大人のためのピアノコンクール「エリーゼ音楽祭」2023年の予選までにまだ時間があるので、2019年に私が初参加した時の事を振り返ってみようと思います。
実際の演奏動画や講評も載せていますので
エリーゼ音楽祭に参加してみたいけど、どんな感じかな…
と思っている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
演奏動画は鑑賞用ではありません
目次
- 参加のきっかけ
- 参加コース
- 横浜予選会【演奏】
- 横浜予選会【講評】
- 全国大会【演奏】
- 全国大会【講評】
※2019年当時の話なので、今と違うところがたくさんあるかと思います<(_ _)>
参加のきっかけ
2018年の全国大会に関西にお住まいのピアノお友達が出演され、応援に行ったのがきっかけです
参加されている皆さんの熱演をコメント付きのプログラムを見ながら聴き、感動
コンクールは子供時代も含め、全くの未経験でしたが、
- あたたかい雰囲気
- 講評が欲しい
- 予選の通過率が高い
という理由で参加を決めました。
参加コース
その当時の私は、ショパンのワルツやバッハのシンフォニアなどをレッスンで見て頂いていたので、自分は「中級」かなと思っていましたが、公式サイトに
ご自宅で上手に弾けていてもステージ上では緊張してしまい、普段通りの力が出せないという方もいらっしゃいますので、日頃弾いている曲のレベルより1ランク下のコースからスタートしてみる事をお勧めします。
簡単かと感じる位のコースを選択・選曲する方が満足に繋がり易いと思います。
と書いてあったので、あがり症な私は「中級」の1ランク下の「初中級」コースからスタートすることにしました。
横浜予選会【演奏動画つき】
会場 みなとみらいホール
同じ教室に通う大人の生徒さんと一緒に参加。
とても心強かったです。
夫と娘が応援に来てくれ、動画を撮ってくれました
すっっごく緊張しました
当時のブログを読み返すと手が冷たくなり、指が震えて大変だったようです。
ギロックの「ワルツエチュード」を弾きました。
【 前奏文 】
参加目標 : 自分を見失わずに表現する
前奏文 : 子供の頃にやめてしまったピアノを再開して10年になります。
小学生の娘と一緒に通うレッスンが、週に一度の楽しみとなっています。
ギロックは大人になってから知った作曲家ですが、素敵な曲ばかりで、特に「ワルツエチュード」は華やか且つ叙情的で大好きです。
今日は生まれて初めてのコンクールです。
舞台では緊張のあまり自分を見失う事が多いのですが、聴いていただいていることに感謝し、「ワルツエチュード」の世界を精一杯表現したいです。
弾き終わった後の私
「山ほどミスタッチしてしまった…」
横浜予選会【講評】
短い時間でたくさんの有益なアドバイスを書いて頂き、嬉しかったです
流れはよく感じられて弾けています。
3拍子はもう少し大切に感じられると更によくなると思います。
右手の8分音符も拍子感をよく感じてください。
中間部はもっとたっぷりと盛り上がりも 大切にうたえると良いですね。
バランスもよく考えて弾けていました。
快速で、とてもよく流れています。
「ほら、すてき」という気持ちが伝わってきます。
音楽の構成や和音の進行感などもよく研究され、 それをいかに指で表現するかということにも工夫や配慮があって、 聴きごたえがありました。
たくさんの細かい音をよく整理されて美しくまとめられましたね。
中間部、またがらっと音色が変わって 楽しく聴かせていただきました。
基本のタッチがとても良いです。
メロディーラインが決してぼやけず、響きのあるホールで、 くっきりと鮮やかです!!
嬉しすぎて気絶しそう
結果は【通過】
私の前、いくつか番号がとんだのでドキドキでした。
予選は点数が知らされません。
余裕で通過なのか、首の皮一枚なのか知りたい気もします。
懇親会も楽しかったです
予選で若干燃え尽き症候群に。
娘がマイコプラズマ肺炎に罹り、欠場の危機。
全国大会は、出場できるだけで万々歳と思いながら出かけました
全国大会【演奏動画つき】
会場 第一生命ホール
全国大会を辞退した同門さんが応援に来てくださいました。
順番は2番で、ホールの響きを確認する間もなく舞台袖へ。
↑優しさが随所に
予選より緊張していなかったはずなのですが、左手を大きく外した瞬間、どこを弾いているかわからなくなりました…
しかも、制限時間が来て終了。
怖い動画です↓
演奏後の私
「レセプションで変な期待をしないですむ…」
「全国は点数がつくんだった…」
「ご馳走を堪能しよう」
全国大会【講評】
ワルツのリズムを感じて始められましたね。ワクワクしました。
すこし急いでしまったかな?
それでもしっかりと先を見て弾き続けられましたね!
中間部、どのようなイメージを伝えたいですか?
大空へはばたくような、優しく語りかけるような、 イメージはそれぞれですので、 頭のイメージをきいている私たちに音で見せて下さいね!
これからもつづけられて下さいね!
エチュードの正確さと、ワルツの自由さがほしいですね。
中間部からはバスをよく鳴らし、思い切りひかれています。
3度やメロディーのソプラノをもっとききたく。
また、ワルツのアンニュイさ、色彩感があちこち見受けれると良いですね。
毎回ワルツの表情は同じでなくて良いかと思います。
少し緊張されているようですが
落ち着きを途中から取り戻されましたね♪
ウデの使い方が優雅です。
ますますの練習を!
ちょっとノスタルジーを感じさせるような 大人の演奏をされていました。
もし舞台上でmemoryが弱った時は、 全ての音を深追いせずに 骨格のみを残すように心がけたら、 さらにスムーズな流れが生まれます。
がんばってくださいね!
点数 / 順位
20% ⇒ 金賞
30% ⇒ 銀賞
50% ⇒ 銅賞
銀賞にあと一歩届かず、 銅賞 でした。
レセプションがすごく楽しく、同じテーブルの方々と「来年もまた会いましょう!」と盛り上がりました。
翌年も出る気満々でしたが、コロナ禍に突入、開業、など重なりタイミングを逃し参加できず…残念でした
充実感いっぱいで、初めて参加したコンクールがエリーゼ音楽祭で良かったと思いました。
今回、講評を改めて振り返り、今年の予選に繋げようと思います。
次は2022年バージョンを書きます。
曲は、ベートーヴェンのピアノソナタ。
ベートーヴェン、大好きですが難しかったです
長文をお読みくださり、ありがとうございました!
2022年に出場したときの様子
選曲に迷ったら…