株式会社モアナチュラル代表
ホメオパス・自然療法家の藤川由紀です。
私は昨日、以前からとてもお会いしたかった方の講演会に
参加してきたのよ。
講演の内容に魅せられ、そのあとの懇親会でもはしゃぎ、
テンションが上がりすぎたのか
お腹を壊したーーー(笑)。
完全に交感神経優位ですわね・・・💦
お腹と自律神経の話はまた別の機会に書くとして、
今日は腸内細菌とビタミンのお話をするね。
「腸内細菌が大事。」
ということはみなさんご存知かと思う。
善玉、悪玉、日和見菌 なんて簡易的に分けられているけれど
簡単に言ってしまえば 悪玉菌が多くなると
アンモニア、アミン、インドール、スカトール、硫化水素、
そして二次胆汁酸(大腸がんと関係性が深い)などの
人体に有害な物質を作り出す。
そして善玉菌が多いと
乳酸や、酪酸、酢酸、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸を作り出してくれる。
(腸内細菌が食物繊維をエサにして作るよ。)
短鎖脂肪酸は、腸の上皮細胞のエネルギーとしてとても大事なもの。
腸の上皮細胞は、血液からエネルギーをもらうより
腸内細菌が作り出す短鎖脂肪酸をエネルギーにして動いているから。
そして忘れてはいけないのは
腸の中では、ビタミン類も沢山作られるということ。
ビタミンBの B2、ナイアシン、葉酸、B6、B12、
そして脂溶性ビタミンのKも作られるのよ。
だから腸内細菌バランスが悪いということは
ビタミンの不足にもつながるというわけ。
少しだけ簡単に解説すると
ビタミンB2は、ATPを作るために重要なFADを含んでいるので
ATPの産生には欠かせないビタミン。
(ATP・・・細胞で様々な反応を行うためには、ATPがエネルギーを与えてあげないとできないのね。細胞のエネルギー通貨と呼ばれたりもします。)
ナイアシンも やはりATPを作るのに欠かせない補酵素NAD
の合成に深くかかわっているビタミン。脳神経の働きを助けてもくれます。
葉酸は、核酸合成や細胞分裂に重要なビタミン。妊婦さんに推奨されているね。
ビタミンB6は 脳の神経伝達物質 セロトニンやドーパミンなどの合成に
必要なビタミンなので、精神の安定にも大きく関わるの。
ビタミンB12は 造血機能に関わっているし、メチレーションにも。
ベジタリアンの人は食事からほとんどビタミンB12をとれないので、腸の健康大事ね。
B12を含む動物性食品を食べていても胃酸の出が弱い人は
吸収できないよ。
ビタミンKは 血液の凝固や骨の石灰化に関わるビタミンです。
ビタミンはね、ある程度量が必要なので
ホメオパシーで直接的に調整するのは難しいかなと私は思っています。
(ビタミンから作られたレメディもあるんだけどね・・・。)
しっかりと食べ物と腸で体内に補給しましょ!
それと腸の健康は、免疫との関係も深いから大事にしようね。
ケアの方法はまた別の機会に💕
ではでは。
