前回のつづき~
2024中国茶産地訪問⑨武夷山市下梅村
訪ねた日は小雨で写真はあまり積極的に撮らず。武夷山の下梅村は武夷山市武夷街道の管轄で武夷山市の中心部に位置する。武夷茶の貿易の波止場として繁栄した。中国内陸から商人たちが、ここで買い付けした武夷茶を遠くロシアまで輸出したため、「万里茶道」の起点とも言われている。先日劉斌氏の星村鎮の歴史紹介も「茶の製造だけではなく茶の一大集散地」だった話は記憶に新しい。
古鎮の一番見どころは「鄒氏家祠」という「下梅鄒氏」一族のお屋敷。下梅の鄒姓の家が、晋商(山西商人)と手を組み、「景隆号茶庄」を設立し、最盛期にお茶運び船は毎日300艘を超えた程だったと紹介板に書かれている。
当時の茶商は仕上げ、焙煎もやっていたようでこれは炭か薪を使っていた様子を再現している。
解説写真をみると「初焙」と「復焙」のやり方と火の使い方が違っているようで
買い付けに来るヨーロッパ人も
小雨だったが結構観光客がいた。人気の観光スポットのようだった。