朝早くにバナウェ到着、初の長距離バスで体が痛い。それより朝霧なのか濃霧で景色が何も見えないことに絶望するもとりあえずコーヒーを飲んでいると少しずつ天候が回復。
トライシクルと呼ばれるサイドカーつきのバイクみたいな乗り物のドライバー兼ガイドを雇い、いざビューポイントへ。
斜面を利用して折り重なるように家が建っている様子。この村で住宅が密集しているのはこのあたりだけでしょう。
小さな家か倉庫かぽつりぽつりとありました。しかし、これだけ広大な田んぼで収穫された米は即時出荷されるのでしょうか?貯蔵施設が見当たらなかったような
さすが人里遠い山奥まで来たこともあり見渡す限り緑のきれいなところ。残念ながら実りの時期ではないため稲穂が見えません。もう一度収穫期に来たいな。
イフガオ族の人たちの稲作技術はすごいと思う。
寸分の隙間なく全ての面を水田にしてまう。
これがくしくも世界の7不思議からもれてしまったものの世界の8番目の不思議と呼ばれる所以ですね。
一通り巡ると高床式倉庫みたいな木造の小屋がたくさんあるところに連れて来られた。
どうやらこの地は第二次世界大戦で日本軍がフィリピンで最後まで戦った地であるそうだ。
倉庫の中には錆びきった銃や砲弾、サーベルなどが保存してあった。サーベルを持ってみるとかなり重い。こんなので斬りかかられたらたまったもんじゃない。写真を撮ってもらっているとガイドが『この剣でどれだけの人が殺されたか想像できるか。』なんて言うからちょっと怖かった。
あたりを見回してみると~
七福神の恵比寿様?を発見!
もののけ姫に出て来るこだまみたい。
トライシクルに乗ってる時すれ違いざまに撮った子供。世界遺産に登録されたもののまだ日が浅いせいか外国人は珍しいのかな。立ち止まってこっちを見返して来ていた。
こいつがジプニーの上に乗せられててブヒブヒうるさかった。途中下車させられ担がれて運ばれていってしまったよ。
ともあれ昼ごろにはバス乗り場に戻り目指すはアンヘレス。直行のバスはありません。
トライシクルとジプニーとバス。フィリピンを支える主要交通機関をフル活用して向かいます。
とりあえず人に尋ねながら乗り継いで行くのですが、いかんせん現在地がわかりません。
運転手や隣の席の人に降りたい場所を告げひたすら揺られること4,5時間。
いつの間にやら夜になりわけのわからないところを突っ走るバスはかなり不安です。いろんな人にお世話してもらってなんとか予約していたホテルに到着。
昨晩からの長距離移動でもうへとへと。
今日中に登山ツアーに申し込みたかったけどまた明日。
