「男はつらいよ」のシネマコンサート。
山田洋次監督をはじめ
さくら、ひろし夫婦と満男など
キャストの皆さんのトークショーもあって盛りだくさん。
フォーラムに満席のお客様の前で演奏させて頂きました。
山田監督は92歳だそうで、
普通に立って歩いて喋って
とても元気であった。
監督は同映画の音楽担当の山本直純さんの事をとても評価しており、
小澤征爾さんから
「山本さんは凄い!」
「男はつらいよ」のテーマの
最初のDのユニゾンの伸ばしを聞いただけで
「あ!とらさんだ!」
って分かるのは凄い事だ!
と言われたと話をしていた。
寅さんと言えば長く続くシリーズだが、
この映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」 は
そのシリーズを振り返って
みんなが寅さんの事を思い浮かべる
そんな映画。
作品中では寅さんが故人として扱われるとか
そんな描写は一つもなかった。
桑田佳祐さんがオープニングで寅さんの姿でテーマ曲を歌って
それ以後登場しなかったとこを見ると
本物のとらさんはどうなったか?をあえてボカして、
視聴者の想像に任せますって事なんだろうと思う。
あーなんか、昔は
こんな感じの日本家屋で、
とーちゃんもかーちゃんもいとこも…
こんなやり取りしてたなぁと
子供の頃を思い出して懐かしくなった。🥹
虎さんと言えば各作品を彩る
マドンナの存在。
だが子供の頃は、映画を見てて
おっさんおばちゃんが
愛だの恋だのを語るのは凄い違和感があった。笑
例えば私の小学生の頃 好きな歌手はJ-WALKだったけど、
「君の事が好きだ」みたいな内容の歌詞を歌ってて
😟「そういう色恋沙汰ってのはもっと若い男女がするものじゃないのかな?」
なんて思ったものだが、
神田勇哉も40歳になった。
大人になって色々わかった事もあります。😌
映画を見てるとやっぱり
昭和の男女感が気になった。
お母さんがお茶汲んで当たり前
お風呂も洗濯も女の仕事。
一方 男衆はずっと座ってメシ食うだけ。
あの子が可愛いだの美人だの普通に言うし…
私も実家に帰るととーちゃんは家事を何もやらないもんだから、
そういう時代だったんだなと思うわけであります。
後藤久美子さんの演技は…
さすが在仏だけあって
フランス語の発音が素晴らしかった。😏