やっぱり低音は大事 | 神田勇哉のブログ

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フルーティスト 神田勇哉の日記



神田クラスは勉強会を沢山やっている。


いや、世の中にもっと多く実施しているクラスはあるかもしれないが、

少なくとも私のまわりでは多い方。




「こんな演奏をしたい!」というビジョンは、本人がそれを望むかどうかが一番重要。


人の演奏を聴いて、

こういう風にやりたい!

こういう風になるとダサい!


と感じる機会はレッスンでは得られない。



プロのすごい奏者のコンサートにもドンドコ足を運んで欲しいけど、

オーケストラや室内楽などの合奏になるとフルートの良さって伝わりにくいし、

フルートリサイタルってのも、プレーヤーはみんな一生懸命準備してくるから、


大抵完璧である事が多くて、

ダメな所というのがなかなか見つからない。



そこでこの生徒間で行う発表会というものが重要になるのだ。


後輩は先輩に憧れ

先輩は後輩をみて学ぶ。




私も必ず演奏する様にしている。


後輩が先輩を見て「おお〜✨素敵!✨」

と感動した後に



😎おいおい、プロのレベルはそんなもんじゃねーぜ!と


…お手本になれてるかは分からんが、


恥かかない様にムキになって練習して行く。

(ついでに動画も撮る。笑)





通常 大学にお部屋をお願いして借りるのだが

この日は広い良いホールを借りる事が出来た。


するとハッキリと違いが出るんですよね。

音の響きの違い。



口をしめてキューンと鳴らすのは

広い部屋で全く響かない。


もっと「おーーー」って口で、空気使って!


といつものレッスンで口を酸っぱくして言っているが、

この日はその技術のロールプレイが出来る良い機会となった。







本日のたわけ楽譜 ↑


楽譜にはフルートのパート譜とピアノのパート譜だけついていて  肝心のスコアがない。


伴奏者はフルートのメロディを全て暗譜しておけ、というのか?😳


案の定 テムポからカデンツァから

演奏がボロボロになっていた。


指揮があったり、ドラムがあって常に一定のテムポなら良いけど、

クラシック音楽でこれは酷い。



いくらなんでも雑な出版社だ!💢