神田勇哉のブログ

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フルーティスト 神田勇哉の日記

 




夜中に人とネットでやりとりしてる時に
ご飯の写真を貼り付けられると無性に腹が減ってくる。

これを「飯テロ」というのだが、


ラーメンの画像を見ていて気づいた。

麺が整列してる画像を見ると




すっごい「美味しそう!」と思う。


この感情は一体なんなんだろう???





麺の整列させる事と実際の味は関係ない。


これを「麺線」と呼ぶらしい。


麺線はストレート麺限定の技だけど

ちぢれ麺は美味しくない、なんて事はないわけで…



そして麺線を作るやり方は


ラーメンなら

麺を持ち上げてから箸に横に並べて

寝かすようにゆっくり沈める、


つけ麺なら麺を手で持ち上げてから

コネコネと時間をかけて撫でて揃える。


と。 結局 盛り付けに時間がかかる。


その分麺に余計な時間を与えてしまう。


それだけでなく一杯ごとに手間がかかるので

相対的に客の回転も悪くなるし人件費も上がる。

良い事は何もない。




私たちクラシック音楽演奏の世界に当てはめてみると…


イケメン、美女の奏者で

綺麗な衣装でキラキラの楽器で

豪華なホールでのコンサート


ってとこかな?


逆は

ブサイクなおっさん奏者が

ボロボロの衣装と、

真っ黒になったシルバーフルートで

狭い私室で演奏する。かな?  


ワシじゃねーか!!!笑



どっちが「本物の音楽」を奏でてくれるかは

結局奏者とタイミングによるんだけど、

どうせ音楽の事があまり分からないなら

前者の方が良いに決まってる。





「麺線」で調べたら

見た目の良さとまた別の要素、

一杯に手間をかけてるのが「見える」のが

好感を持つのだとか。



「手間をかけた姿を見せる!」


これはカギ屋さんの理論だね。





「能力が高い」

よりも

「一生懸命な事」が評価されるという例。




「可愛いは努力」って言葉もある通り


「俺は本物の音楽で勝負する!」

なんて言っていても、

見た目や格好がだらしないと


聴衆からは「この人努力してないな」って

直感的に思われちゃうって事か。



ちゃんと美容院行きます。

パリッとした服着ます。

フルート磨きます。笑








名フィルさんにお邪魔しての東京
サントリーホール公演。

多くのお客様にお越し頂きました。
ありがとうございました。😆




Rシュトラウスの「英雄の生涯」は
自らを英雄と呼んで音楽にしちゃった作品。

😚自分の事を曲にするなんて…

今ですらシュトラウスは過去の偉人。
伝説の人だから気にならないが、


自分に当てはめて考えてみると
「神田勇哉を音楽にしました。聞いてくれ!」
なんて
なんて自己顕示欲の強い奴だ…と思われちゃう。笑


そして実際に当時も似たような事を言われたらしい…

するとシュトラウスは
「自分の人生を音楽にしてなにが悪い!?」
と返したとの事で、


言われてみたら
なんにも悪くはないのである。笑




たまーに出てくる、フルートには無理なトリル。




小指をヌルヌル動かさなくてはいけない。

むりむり😅


私はこの場合セロテープ作戦や、膝を使ってキイを抑える作戦を今まで行ってきたが、

名フィルの富久田さんが素晴らしい作戦を教えて下さった。



それは、頭部管を半音下がる位 抜いて 



普通のレミのトリルの指で吹くだけ。


便利すぎて目から鱗🤩‼️


フルートの技術関係での発想の転換を久しぶりに味わいました。





今回思ったのは…


他団体としてこの東京のサントリーホールで演奏するのはなんだか変な感じがしがちだが、


私にとっては東フィルも名フィルも関係なく、


ただ目の前にある価値ある作品と

そしてそのフルートパートを任された自分がいる、


ただこれだけ。



偉大な作曲家の傑作の演奏においては

誰が、どこがなんて関係ない。


ただ一つの歯車となるのみです。








名フィルさんにてお世話になってるコンサート



武満徹の「系図」という曲をやったのだけど、

私はこれを演奏するのは過去の東フィルの松本公演以来、ひさしぶり。




この曲は谷川俊太郎の詩に武満さんが劇伴みたいな音楽をつけた形式なのだけど、

その詩を見ていると

私自身の昔の懐かしい記憶が湧き上がってくる。



おじいちゃん、おばあちゃんが家にいる

拡大家族。


お父さんは「べつに。」が口癖。

さといもを食べたら奥歯には金歯が見える。


お母さんは昼間にカレーを作る専業主婦。


そんな描写を想像すると自分の子供の頃を思い出して泣きだしそうになってしまう。




核家族、共働きで育った

今の子供にはこの詩はどう映るのやら…?


詩人って職業は身近に感じないが、

谷川俊太郎という人は偉大だったんだなぁと思う。





さらに興味深いのは、

この曲の初演がニューヨークフィルだったという所。


アメリカ人にこの詩のエモさは伝わったのかなぁ???


👧🏻「あ〜!お母さん また飲んでる〜」

🧑🏻‍🦱「はい、また飲んでます」


👨‍🦰「What ? 昼間にビールは当たり前だろ?」