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神田勇哉のブログ

フルーティスト 神田勇哉の日記


本日は勉強会。


そしてせっかくだからと私も吹く。



生徒さんが人前での演奏に緊張して

ブルブル震えてるのを見ると

ああ、開催して良かったなぁと思う。笑




私の持論、


「どうすれば緊張しなくなりますか?」

「どうすれば緊張しても、良い演奏が出来ますか?」

に対する答えは


「無理!諦めて場数を踏むしかない!」🫤

である。




かくいう私は今や緊張しないかというと

やっぱり本番では少なからず緊張する。


でもちゃんと準備に準備を重ねて

不足の事態を予想していくので、

ボロボロになるなんて事はない。


というか準備プラス本番にはなにかスイッチが入って

集中したモードになる。


「ゾーンに入る」なんてカッコいいもんじゃないけど…



沢山の人前での本番てのは、

やっぱりなにかの未知のエネルギーを生み出すのは間違いない。


どんどん人前での演奏をしよう!




ちなみに、この日の私の演奏の録画を

後で聞いてみると

「なんだこりゃ?」レベルのイマイチ演奏だった。😅


私もまだまだ。


「良い演奏とは?」を追い求める

暗中模索の日々ですわ。







大学でレッスンしてたら

なぜか部屋にマスケット銃。笑



多分オペラの小道具だと思うけど、

なぜココに???



こんなん遊ぶに決まってるやんけ!🤪



昨年グアムで習ったショットガンの打ち方。

ストックを肩にあて、ほっぺたを銃にくっつけて照準を定める!


目標をセンターにいれてスイッチ…

目標をセンターにいれてスイッチ…




レッスン風景




👹「言う事聞かない悪い子は蜂の巣にするぞ!」


👧🏻「真面目にレッスンしろ!」





私は戦争は嫌い。と言ってるにも関わらず

戦争の道具は好きという、この矛盾。


拳銃も日本刀もガンダムもみんな

結局 人を殺す道具なんだな。

(エヴァは違うぞ!)




今現在アメリカ大統領選挙の直前だが、

トランプ派のイーロンマスク氏は

「銃所持の権利を支持する。」という考えらしい。


確かに、ステゴロの喧嘩ってのは、男と女とか、体躯や気質で勝敗が決まるので、

実社会ではケンカの強い奴がイキりがち…。


そんな中、お互い銃を持ってれば

老若男女 対等な立場で話し合いが出来る。

というメリットはある。



ただ銃がない世界で暮らしてる我々からすれば

そんなの物騒以外の何者でもない。


秀吉が「刀狩り」したみたいに

アメリカ全州で銃器の強制回収をしちまえば良いのに。(害獣対策とか、人殺し以外の使い道もあるみたいだけど…。😅)




私も「マグナム」なんて銃器の名前で活動してるわけだけど、

マグナムというのは普通の弾よりも威力の高い弾。


アメリカでは鉄砲の威力、破壊力をどうやって表すのかというと

「ストッピングパワー」というらしい。


向かってくる相手を止めたい!

そんな時この銃はどれくらいの威力を発揮する?

って数値なんだけど、


「攻撃力」ではない!

あくまで「止める力」。


つまりアメリカの銃の所持の建前は

断じて攻撃ではなくて、防御のためです!


という事が感じられてなかなかに興味深い。





争うってのは生物の本能だからしょうがないにしても、

人間は一応、そこらの動物とは違ってほんの少し知能が発達してるのだから

その争いをスポーツや格闘技に置き換えたり

納得のいかない事は話し合いで解決出来る。


だから今でも戦争してる連中ってのは、野生動物と同じ程度の知性と品性しかないって事。





ある日のNHK 映像の世紀では

第二次世界大戦の終戦直後のドイツ人への迫害について取り上げていた。



やられたらやり返す。


当然のこと。


では敗戦国の住民に人権は無いのか?

と言われれば、

いつかは許さないといけない。


さもないと負の連鎖が続いてゆくのみ。




世界一のオーケストラは?というと

世の中的にはベルリンとウィーンのどちらかが出てくる事が多い。



この二団体がなぜ有名かと言われれば


ただ宣伝が上手いだけかもしれないし

それ以外にも素晴らしいオーケストラは沢山あるが、


ベルリンもウイーンも共通する所は

「ドイツ圏のオーケストラ」という所。



なんだかんだ言ってクラシック音楽は

レパートリーにドイツものの大曲が多い世界なのでこういう結果になるわけだが、


なぜドイツものが多いのか?という話は今回は置いといて…




そんな国別のレパートリーとサウンドという枠で

不可侵の絶対領域を確保している存在が

フランス。



ドビュッシーやラヴェルを始めとしたフランスものは

数は少なく演奏機会も少ないが、根強い人気があるレパートリー。




ここからは私の感想になるが、


それらを本当に素晴らしく演奏できるオケは?

と聞かれれば

やはりフランスのオーケストラに軍配が上がる。


スイスのフランス語圏や

隣接してるベルギーや

一流集団のベルリンでも


フランスど真ん中の演奏とはちょっと違う。




とはいえ、最近はセンスの良いプレーヤーや

楽曲のオリジナルの響きをリスペクトするマエストロの台頭で

フランス外のオーケストラでも良い演奏をするので、


そこは時代が変わりつつあるのだが。



フランスのオケが誰にも何も指図されずとも、

みんなでフレンチサウンドを作れるのは

コンセルヴァトワールの教育の賜物である。





ほんで、東京フィルのヴァイオリンの方に聞いた話。


何年か前、パリオペラ座バレエ団が来日公演をするって事で、

流石にオーケストラごとフランスから呼ぶとお金がかかりすぎるから

伴奏は東フィルで、って事になったそうな。



曲もフランスのレパートリーって事で、オペラ座所有の楽譜がフランスからはるばる運ばれてきたのだが、


パート譜を見てみたら「ダフニスとクロエ」の

全員の踊りの一番盛り上がる所のボウイングが



なんとアップから始まった! 



これにみんな驚いたらしい。🤯




たまたま直前にこの楽譜を使ったマエストロが

ヘンテコな方だった可能性もなく無いが、


そんな人はパリオペラ座を振れるとは思えないし、

実際来日したバレエ指揮者もそれで要求してきたので、

このボウイングが、オペラ座伝統のサウンドって事で良いと思うんだけど。




実際リハーサルの時にはヴァイオリン奏者全員が

「なん…だと…???」

と困惑しながら弾いたとの事。


フランス人マエストロは

「この曲はインパクトじゃなくてうねりの応酬なんだ」

と言っていたとの事。




こういうとこだよね。  🤯


センス!



どんなに努力しても手に入らない。


基礎に忠実に生きれば生きるほど

誰がそんな事思いつくってんだ?って話ですよ。




例えば目の前に


5  4  1  3

2  1  6  0


って数字の書かれたカードが並んでいたら


0から順番に右に並べて、

その上「1が一枚多いでーす!」

って言いたくなるのが人の性。



そんな中、「自分はこれが美しいと思う」って

好き勝手に並べちゃう。


そんなぶっとんでいるセンスに私はなりたい。





近年はフランスのオーケストラのメンバーも多国籍化が進んでいるので、

将来的にこういう真のフランスの音も失われていくのだろうけど、


それをいうと時代の流れに逆光してて人種差別だし

知り合いも沢山海外で働いているので

これ以上は言わないが。



実際に工藤先生なんかは

「昔のフランスのオケは本当に良かった。

今はずいぶんと国際的になった。」


とよく言っているので、


人類の歴史がすすめば個性は消えていく

もうこれはしょうがないのだと思った。





メジャーリーグとか見るとみんな

打ち方 投げ方豪快で楽しいよね。


渡米した日本人選手は基礎に忠実で

フォームが整ってるように見える。



って事は日本野球選手はみんな整ってるって事。


そんな中 周りの反対を振り切って

独自の振り子打法を貫き通した

イチローは凄い!




と思っていたけど…



最近知ったんだけど、


イチローさんは、メジャーに行ってからは

振り子打法 やめていたとの事。



結局 オリックスの周りの人らの反対が正しかったんかい!😅