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Y’s Lab.

当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

年始から能登半島地震が起こり、連日の報道に心が引き裂かれるような思いで過ごしております。

これ以上被害が大きくならないようにと祈っております。

また、被災された方々の日常が一日でも早く戻るよう、私たち一人ひとりが今できることを考え、行動することが大切であると感じます。

私に今できることを精一杯考え、それを形にしていきたいと思っております。

 

新年明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新しい年となり、プログラムも新しくレベルアップしております。

今年はより丁寧にプログラムと向き合っていきたいと思います。

#祈り
 

グループワーク

昨年末高学年のグループは自己PRの発表を行いました。

日頃から自己分析を意識したプログラムを実施してきた甲斐があり、自分の得意なことや好きなことをよく理解し、それらを踏まえた将来の提案まで行うことができ感激しました。また、発表後はグループの他のお子さんから一人一問の質疑応答を行いましたが、その内容の質の高さにも目を見張りました。まるで、面接官になったかのような細かく発言を掘り下げた質問や、発言者の分析を踏まえた質問、発言者の価値観を問う質問など多岐に渡っており、思わず感嘆してしまいました。

それを受け、新年1回目のワークでは長所と短所について発表してもらいました。

長所を述べることは簡単であっても、短所を述べた上でそれらをどのように改善していくのかまで述べることは難しいことだと思います。長所と短所を述べる際は、ある程度の一貫性が必要となるため、そのことを意識して組み立てていかねばならないためスキルが必要となります。このスキルを伝えることは、それを面接でよく出題されるようなQ&Aに活かすことへと繋がります。このように面接の質疑応答のノウハウへと構築するべく、スキルの獲得を目指した良い回になりました。

 

コミュニケーションワーク(ハナシの達人)

主に小学校低学年から実施可能であるコミュニケーションワークを作成しました。

集団生活の中で、どうしてもうまく馴染めなかったり、浮いてしまうお子さんに中にはある共通点があるものです。その共通点から必要なスキルを逆算して作成したワークがこちらのワークとなります。

日常生活において誰もが経験したであろう難場面を想定し、正しいソーシャルスキルを学び、スキルアップを目指すためのワークです。

 

小作文ワーク

書く力は不可欠です。そして書かなければその力は低下していきます。

低下させないためには、定期的に文章を書くことが大切なのです。

今期の小作文ワークは、書く力に加え、創造性をアップすることを目標とたテーマになっております。その中には、一般論や客観性をも身につけていくノウハウも含まれています。苦手なお子さんが多い印象ではありますが、やり続けることに意味のあるワークだと思っておりますので、一緒に頑張りましょう。

 

ヴィジョン・トレーニング

今回から新しいものに変わりました。

処理だけでなく、短期記憶の鍛錬にも役立つ内容となっておりますため、ゲーム感覚で楽しいで取り組んでもらえると嬉しいです。

 

 

2023年はどのような年でしたか。

幸せであると実感した瞬間はどれくらいありましたか。

 

2023年の日本の世界幸福度ランキングは47位だそうです。

これは先進国の中では低い順位だと思います。しかし2022年の54位よりは上昇しているため、コロナの収束や戦争などが影響し価値観の変化が見られるのではないかと言われています。

今年はコロナが5類となり、マスク生活も強制ではなくなりました。やりたかったことを改めてチャレンジするには良い一年となったのではないでしょうか。

このように一年を振り返る中で、制限のある一年とない一年を比較することのできる年はなかなかないと思います。自分の幸福の価値観について推敲するには良いタイミングです。私自身、仕事とプライベートの両面について振り返り、それらが自分自身の幸福度や満足感にどのように影響を与えているのか思考したいと思います。

 

まずは仕事面において、今年の振り返りをするにあたり一番に思い浮かぶことはと言いますと、やはり「アクティブワーク」の導入であったと思います。

昨年から縦割りのグループワークが始まり、さまざまなプログラム内容をご提供して参りました。そのような中、中学生以上を対象とした面白いグループワークを実施してほしいというニーズに応えるべく、彼らが社会に出たときに必ず必要となる力を分析しました。その分析を踏まえて、たくさんのアクティブワークプログラムをご提供することができました。

 

特に、会社で働くということを意識したアクティブワークでは、管理職、企画、営業、製造の役割を分担し顧客にニーズに沿ったものを開発していくワークはとても画期的であったと思います。さらに、全員の子どもにすべての役割を経験してもらうために、毎回異なった役割を担ってもらったことにより、自分自身の得手不得手、集団において期待すること、されることのなどの気づきが得られたことは非常に大きな経験値となったのではないかと思います。

今ではアクティブワークはとても人気の高いプログラムとなり、たくさんのお子さんがワークに興味をもち積極的に参加して下さるので、プログラムを作成する際も大きなモチベーションとなりましたし、回を重ねる毎に着実に成長していく子どもたちの姿を垣間見ることができました。

 

またアクティブワークは、主に小学生を対象とした縦割りグループワークにも良い影響を及ぼし、プログラムの質をより高いものにしたことは言うまでもありません。

このようにプログラム作成の充実は、そのまま仕事の充実へと繋がるため、質の高いプログラム提供を具現化することができたことが今年の最大の成果であったと思います。

 

 

続いて、プライベートについて振り返ると、規制がなくなったこともあり今までやったことのないことにたくさん挑戦をすることができました。コロナ禍のやりたいことをやることができないという数年間を経て、マスクなしの生活が可能となった今年、今までできなかったことや挑戦してみたかったことを改めて考えてみました。

そうしたときにコロナ禍で規制があったからできなかったというわけではなく、以前からやってみたいことや挑戦したいことが未だ自分の中にくすぶっているということに気づきました。年齢を経る中で、新しいことに挑戦することは面倒臭いし不安ではありましたが、取り組んでみるとそこには想像以上の感動がありました。

その経験を通して自分と向き合う過程の中で、自分の心の声に丁寧に耳を傾けることができたことにより、初めて自分のことを大切にするということはどのようなことであるかを知ることができたように感じています。

キリキリした思いで日々を過ごしていてもそれは人生の無駄使いであり、自分の心が本当に欲していることを理解し、それを叶えるために時間、金銭、労力を使うということこそが「幸福」であるということを初めて知った年であったと思います。

 

学生時代からずっと命題としてきた「幸福とはなにか」という問いに、概ね答えを出すことができたような気持ちでおります。

幸福度とは主観的感想なので、自分が幸福だと思えば幸福度は高くなるし、不幸だと思えば幸福度は低くなります。わざわざ自分の幸福度を落とすための言い訳を沢山集めるよりも、幸福と感じられるようなライフイベントを積み重ねていくほうが有意義であるということは言うまでもありません。

 

「私は幸福である」

この主観的感想を手に入れるために、人はあらゆる策を講じて日々頑張っているのです。

決して口にしてこなかったこの主観的感想を、人生で初めて実感することができたということが今年の最大の成果であったと思います。

来年は幸福をさらに突き詰め、自分にとって幸福度の定義を確立するための土台を作ることができればと願っております。

 

皆様のご多幸をお祈りするとともに・・・

佳いお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年12月31日

江口ゆかり

 

 

 

今年最後のレッスンでした。

クリスマス直前ということもありささやかなクリスマスプレゼントを手渡すと、子どもたちが笑顔で受け取ってくれてとても幸せな気持ちになりました。

来年は1月5日よりスタートいたします。

楽しいクリスマスと良い年末年始をお過ごしください。

#日の入り

 

グループワーク

高学年のお子さんたちは自己PR発表を行いました。

前回1分程度で自己PRを考えてきてくださいという予告をしていましたが、それを全員の前で発表してもらい、それについてグループ全員と質疑応答を行いました。模擬面接のような形をイメージしておりますが、自己PR内の内容をより具体的に聞いたり、さらに応用させたり、仮定の質問をすることにより、PRをさらに深めていくことが狙いです。

高校受験の際、自己PRを考えたお子さんもいますが、やらないとすぐに忘れてしまうものです。そもそも自己PRとはどのようなことを伝えれば良いのかわからないという声も挙がりました。有効な自己PRの方法やテクニックを伝授し、今後に役立ててもらえるような指導をいたしました。

 

通常ワークは、間違いを正すことをテーマにしたコミュニケーションワークを行いました。

誰かが間違えてしまったときに、上手にそれを伝えなければ時に相手を追い込み怒らせてしまったり、自尊心を傷つけてしまうようなこともあります。

相手を傷つけたり怒らせることなく、間違いを訂正しより良い人間関係を構築していくためのノウハウを学んでもらいました。

 

場合から考えるワーク

「~の場合」という他視点でものごとを思考することにより、ものごとの見方や考え方の回路を増やすことを目的としたワークです。

今回は「口を動かしてなにか伝えようとしている」というノンバーバルサインをテーマにし街中で中学生の男子から、交差点で20代女性から、ファーストフード店で40代男性からの3つの場所や人が、それぞれ「口を動かす」ことにどのような意味があるのかを考えてもらいました。
「なにかを伝えようとしている」と書くお子さんがいますが、そのなにかを聞いています。しかしそのなにかを思い付かず、例示できないようです。もしかすると~かもしれないというさまざまな別の視点を持つ意味を今一度伝え、一緒に考えました。


小作文ワーク

今回のテーマは「自由の良い面と悪い面について」です。

最近は抽象的なテーマが多いため苦戦するお子さんが多いですが、自由もまた何をもって自由と考え、どのように定義するのかがポイントになります。その上で、自由の良い面と悪い面を思考していくことが求められます。

自由を渇望する人が多いですが、果たして自由は本当に良い面ばかりなのかという視点であまり考えたことのないお子さんたちにとって、悪い面を出すことは難しい様子でした。ヒントを出していく中でデメリット(悪い面)に気がついたときの「そうだったのか!」という衝撃にも似た瞬間は、まさに新しい視点が生まれた瞬間でもあり、あの表情は何者にも代えがたいです。

 

 

発達障害の方の対人関係は大きく以下の4つのタイプに分かれると言われています。

実際に、発達障害をの方たちをじっくりと観察していると、以下の4つの型のどれかには当てはまるような気がしております。私的なコメントも付けたし、解説していきます。

 

①孤立してしまうタイプ(孤立型)

このタイプは、周囲に関心が薄く、コミュニケーションが取りづらい。また本人も好んで周りとコミュニケーションを取ろうとしない。

人と接しない事に安心感があり、集団の中にいても周りに人がいないかのように振る舞う。

一般的には幼児期によく見られる。成長共に変化するものの、そのままの状態が生涯続くこともある。

 

→自閉症傾向の強い方に多いように感じますが、こちらから関わりを持たない限り、あえて積極的に関わりを持とうとはしないことが多いです。見えないバリアのようなものがある印象ですが、当人はそのことにさほどストレスを感じているわけではく、そのバリアを崩されるほうがストレスになり時にパニックを起こすこともあります。関わろうとする側としては、彼らのその視線の先には何が映っているのだろうかと不安になってしまいますが、一定の距離を保てば場を共有することはできるような気がしています。

 

②周囲の関わりを受け入れるタイプ(受動型)

このタイプは、集団の中では人と関ろうとはするが、自分から積極的に動く事はない。積極性はないものの、誘われれば素直に従う。

問題行動は少なく小さい頃は割と育てやすいが、集団に入れば良くも悪くも流されやすく、主体性が無い為、悪いことだと分かっていても命令されると従ってしまうこともある。

また流されやすい為、要求を全て受け入れてしまい、それがストレスになってしまう。育てやすいため、大人になって気づかれることが多い。

 

→流されやすく自分軸をもっていないタイプの方も割と多いです。一見おとなしく、反応がないわけでなくそれなりに反応を示してくれます。素直なのでちょっと変わっているなというくらいの感覚で、自閉症スペクトラム症の特性があるかまでは予想できないこともあります。社会適応は他の型よりは良いほうではありますが、適切な意思表示ができなかったり主体性がないことから、社会から評価されないことも多く、そのことにストレスが溜まり仕事を転々とすることも多い印象です。

 

③積極的に関わるタイプ(積極奇異型)

このタイプは、一般的に知的に障害のないアスペルガー症候群やADHDに見られるタイプである。

積極的すぎて、他人との距離が近すぎる。初めて会った人にも馴れ馴れしかったり、プライベートな事も平気で話す。その場に関係ない事でも一方的に延々と話し続けたりする。相手の反応は気にせず、自分が話したい事ばかりを話し、周りを巻き込もうとする。

いわゆる「空気の読めない変な人」と分かりやすいタイプ。

 

→距離の近さが良くも悪くも社会では受け入れがたいと映ってしまうことが残念です。程度がわからないため、これくらいの距離までは近づいてもよいとか、ここまでは話してもよいといったちょうど良い程度が理解できないため、どこまでも突き進み「変わった人」だというレッテルを貼られてしまうのでしょう。5対5で話す感覚をスキルとして身につけていけば将来的には、社会適応できると思います。職種によっては重宝がられるものもあるので、職業選びには慎重になりたいところです。

 

④ちょっと大きな態度に出るタイプ(尊大型)

このタイプは、自分の主張を振りかざして、強圧的な態度で周囲を圧倒しようと振舞う傾向がある。学力が高いタイプで、学校では教師からの信望が厚かったり、仕事である程度の地位に着くこともある。

家庭内でのみ内弁慶となり、家族に対してのみ尊大型として振舞うこともある。自分の主張を一方的に押し切る事で、事態が一時的に解決できると誤学習した結果、その手法にのみこだわって、やり続けるようなこともある。

 

→身近な家族や周囲の方にとっては一番大変な型ではないでしょうか。反論や反抗が基本のスタンスになりやすく、日々関わっている周囲の方々の疲弊感は半端ないでしょう。賢いので、反論や反抗をしないほうが良い人や場所もある程度心得ているため、学校では問題なくやれていますというコメントもよく耳にします。

くれぐれも反論や反抗が、当たり前のコミュニケーションの在り方だと当人が思い込まないように、家族でも他人でも良いので当人が耳を傾ける味方のような存在を誰か作っておくと、これは絶対に聞いてほしい!ということをその人を通して伝えることができたり、交渉してもらうことができるでしょう。

 

 

 

 

先週は縦割りワークを実施しました。

ディベートを行ったのですが、小学生は初めての経験だったようで最初はやり方が分からず戸惑っていましたがすぐにコツをつかみ、中高生グループよりも活気溢れる論理を展開する姿を見ることができました。ディベートにおいて大切な事柄の一つは、ものごとのメリットやデメリットを思考し、それらを多角的に見る力です。その力を培うワークを継続的に行ってきた甲斐があってか、どのお子さんもよく思考することができていました。

#冬木

 

グループワーク

高学年は前回、論路的に説得する力をテーマにしたアクティブワークを行いました。

今回はその振り返り回です。

説得を行う際「家の購入」の賛成反対について、性格、生活、資産価値、購買意欲、未来という5つの視点からそれぞれ説得を行ってもらいました。そこで出てきた課題は、不確かな情報を本当のことのように相手に伝えたことです。説得をするときに、どうしても自分の言い分を相手に聞いて欲しいという気持ちが高まり、ぱっと思いついた適当なことを伝えてしまう気持ちは分からなくもないのですが、そのことは説得において相手の不信感を募らせることになります。説得においてやってはならないこと、説得に効果的なスキルを伝えることにより、今後の説得場面で活かしてもらえるような指導をしました。

 

通常ワークは「会話において相手を傷つける発言」を通して、コミュケーションにおけるルールを学ぶ内容のワークを行いました。

コミュニケーションを取る中で、ケンカになってしまうことは少なからずありますが、そうなったとしても決して言ってはならない暗黙のルールが存在します。その一つに、相手の人格を否定するような発言です。このような発言は、その後の人間関係が破綻する可能性が高まり、関係の修復が困難になります。改めて、どういったことが人格を否定するような発言になるのかを確認し、ケンカをする上での暗黙のルールについて皆で考えました。

 

5つの情報と優先順位

ものごとの定義を考え、優先順位を思考するワークです。

今回のテーマは「電車」です。

皆が日常的に利用している電車の5つの情報を思考してもらいました。定義や特徴はすぐに出てくるお子さんが多いですが、何のためのものなのか、利点はどのようなところにあるのかまで思考したことのないお子さんが多く、苦戦する姿も見られました。

チャレンジ問題は「電車の絵を描きたい人への3つの情報」と「電車内のルールを大切な順に3つ答えましょう」です。改めて電車に乗る際のルール確認をすることは、年齢の幼いお子さんにとっては有意味であったと思います。

 

小作文ワーク

今回のテーマは「共同作業(一緒に何かをすること)の良い面と悪い面について」です。

人は集団において共同作業を求められることが多々あります。それはどのような良いところがあって求められるのかを客観的に思考する機会を持つことはとても大切なことです。

一方で、共同作業が苦手であったり、苦痛に感じているという人もいます。彼らの感じる苦痛と共同作業の悪いところがどれくらいマッチしているのかを確認することもとても有意義でした。中には、気持ちの面においての「なんとなくいや」というモヤモヤした感情を、例えば自分のオリジナリティがなくなるような気がして不安であったという新たな気づきにも繋がったお子さんもいました。