グループコース | Y’s Lab.

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当研究所は、すべての方を対象に、社会で生きぬくための有効なスキルをご提案、ご提供するための施設です。
臨床心理士が独自に開発したSSTプログラムを提供し、皆さまの「生きる力」の育成に尽力いたします。

急激な気温変化に適応するのに苦慮する一週間でした。

Tシャツから一気にセーターとなるような気温変化は、大人であっても外に出て、思った以上の気温の低さに驚き、上着を取りに戻るといったような難しさがあるかと思います。お子さんになるとよりそれが顕著で、前日からの気温や服装の伝達を必ず行うことが求めらるます。

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グループワーク

高校生は前回のアクティブワークの振り返りで、まさに腹を割って本音を語り合うことができたと思います。諦めていたら何も言わなくなる彼らですが、諦めることのなく、なんとかして良くなりたい、成長したいという気持ちを強く持つことができ、今の自分の状態や思っていること、今後どのようにしていきたいかなどを率直に伝えてくれました。そして、彼ら自身にアクティブワークをどのように運営していったら良いのかを話し合いしてもらった結果、今回は前回うまくいかない点も多かったテーマ「こと作り」をもう一度チャレンジしたいという要望を出してくれました。もう一度実施する予定ではなかったのですが、子どもたちたっての希望でしたので、慌てて「こと作り」のプログラムを用意し、実施しました。

テーマは「高齢者の方が自分の人生を肯定できるような紙芝居作り」です。

グループも子どもたち自身で、まだ組んだことのない人同士でチームを組めるよう工夫したり、役割も各人の得手不得手を踏まえて考えたりと、逞しさを感じるようなところが要所要所で感じられる回が続いております。主役はあくまでも子どもたちです。彼らの要望に対して、的確に応えていけるよう私も精一杯伴走したいと思っております。

 

通常ワークは、コミュニケーションワークを実施しております。

テーマは「噂話」です。そこにいない人のことについて話し(主に悪口)をすることを噂話と言いますが、そもそもなぜ噂話はよくないのか、噂話をするとどういうことが起きる可能性があるのかなど、対人トラブルへと繋がる要因の一つを会話文を通して理解を深めました。

 

小作文ワーク

作文を通してものごとのメリットメリットを思考することにより、ものごとを多面的に見るトレーニングを積んでいます。

今回のテーマは「ルール」です。

生活する上で、ルールが不可欠であるということを理解していても、なぜルールが必要であるのかという視点で考えることのできているお子さんは多くはない印象です。その視点をもつためには、まずはルールのメリットとデメリットを理解する必要性があります。この場合、当たり前のことになればなるほどデメリットが思い浮かびづらいものです。ヒントを与えながら、極力自分で回答を導き出せるよう工夫しています。

 

「場合」から考えるワーク

「~の場合」という他視点でものごとを思考することの苦手なお子さんにとっては、かなり苦戦することになるワーク内容です。現状、主観的な思考でものごとを考える傾向の強いお子さんは、それ以外の視点が求められるこのワークにストレスを感じている様子が窺えます。また、このことはあまり年齢は関係ないように思います。社会人の生徒さんであっても、小学生であっても、他視点でものごとを思考することが苦手な人は苦戦しますし、他視点をもてる人は易々と取り組むことができています。

今回は「怒り」をテーマに、3歳の男の子、中3男子、50代男性の視点からそれぞれ怒りの理由について思考してもらいました。