縦の糸、横の糸 | 行きたいところが多すぎて。          ゆーきのブログ

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インドにて青年海外協力隊として活動した後、バングラデシュへ。
今は、ドイツにいます。

活動紹介、旅日記、雑記などなど。
徐々にブログらしきものになればいいなぁと考えております。

NAMASKARAMU

インドよりゆーきです。


あいかわらず暑い日が続いてますが
いかがお過ごしでしょうか。

え、暑くない?
むしろ寒い?

日本はそろそろ春の準備が始まっているのかな。
花見したいなあ。
昼からビール。




・・・すいません。脱線からスタートしてしまいました。

今回は、このブログを読んでいただいている酔狂な方々に
そろそろ何しにインド来ているのか忘れられそうな気がするので
ちゃんとやることはやってるんだよ感を出すために
最近学んだことをそれっぽく書きます。

あくまで’それっぽく’なので
それ間違ってるよとか、
それは違うんだなーみたいな
ダメ出しは勘弁してやってください。



今、私は養蚕について学ぶために
南インド マイソールにある
インド繊維省 中央蚕糸局 養蚕研究・研修センター
通称 CSR&TIに来ています。

ここでの活動は以前も少しお伝えしましたが
蚕について全般を学んでいます。

2月の頭に来て以来
早くも1か月近くがたち
素人に毛が生えた程度には
成長できたような気がします。

稚蚕のエサやりや
壮蚕のエサやりや
そもそも蚕ってどんな生き物?や

カイコウジバエの防除法に
桑の刈り取りなど
そもそも桑ってどんな植物?まで

いろいろ体感的に学ぶことが出来ました。

その中で、地方農家では
導入が遅れている技術や
今後導入していきたい新技術などを
研究所のドクターたちから聞き取ることで
実際の活動ではどのように接していこうか
検討しています。

直近は、桑・蚕・病気ときて
そのあとの絹糸の生産について
学びました。

(ここからは中島みゆきの「糸」でも聞きながらお楽しみください)

今や中国に次いで世界2位の
絹生産国インド

工場も大きかったです。

一つの繭でおおよそ1Kmくらいの糸が
採取できますが
絹糸はとても細く(2デニールくらい)
とても織物に使えるようなものではないです。

そこで数本の絹糸を撚り合わせて
太く強い糸に紡ぎなおします。


それを縦糸(経糸)・横糸に分け
時には金や銀を糸に付着させ
キランキランの高級糸を作り
織っていくわけです。

縦の糸の間を横の糸が行ったり来たり。
織りあがる布は、誰かを温めうる製品になっていました。

働くおじさんの顔は、職人のそれでした。

今回、見学した工場では
日本の機織り機メーカーのものが使用されていました。

全然関係ないのに誇らしげな顔で見学してしまいました。

インドでは、日本の絣の様な先染めではなく
生地を織り上げてから染める
後染めが主流のようです。

一つのサリーを作るまでに
大体10くらいの工程を経ます。

蚕の世話や、桑の手入れや刈り取りは
素人でも手伝えることがありましたが

さすがに織物は突っ立っているくらいしか
できることがありませんでした。

先生が見かねて
検査用の糸の巻き取りを
させてくれました。


昔ながらのいーとーまきまきで
繭から糸を採取しました。

一つの繭で2グラムくらいの糸になります。
しかし、絹糸の光沢のもとになっている
フィブロインは通常セリシンという成分で
おおわれているため製錬という作業で
取り除きます。


まきまき後の絹


そのため、実質一つの繭からとれる糸の量は
もう少し少ないようです。

そんなこんなで
糸からサリーになるまでを見学することで、

桑、蚕、絹、サリーと
完結しました。

これを、3月からいよいよ始まる
活動にどう生かしていこうか
毎日あれこれ妄想してます。

なんか、活動というより
絹の話になってしまいましたが。。。

いよいよ約2年間住むことになるhindopurで
活動開始です。

わくわくです。

他の同期隊員よりかなり遅れての
開始ですが、恒例のインドタイムだと言い聞かせて
頑張ります。

今度こそ、ゆーきの協力隊員ライフを
赤裸々につづります。

赤裸々です。

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