宮崎県認知症施策推進計画について | 増田さんの介護福祉日記

増田さんの介護福祉日記

このブログは、2014年5月から
『真理を訪ねて30年~介護に学ぶ人間関係学』というタイトルで
私の日頃の活動を書いてきました。

2020年8月からは、現タイトルに変えて
人生100年時代の介護福祉について
日頃の活動を通して思うところを綴っています。

7月27日(木)は、宮崎県高齢者サービス総合調整推進会議認知症施策部会(以下、認知症施策部会)に出席しました。

 

宮崎県では、今(2023)年度、「第2次宮崎県認知症施策推進計画」の策定にあたり、認知症施策に係る意見聴取のため、宮崎県高齢者サービス総合調整推進会議の下に認知症施策部会を設置しています。

 

私は、今年度から当事者の立場認知症の人と家族の会宮崎県支部

で、認知症施策部会に出席することになりました。

 

まずは、宮崎県認知症施策推進計画についての説明がありました。

宮崎県は、令和元(2019)年の認知症施策推進大綱

を受けて、第1次宮崎県認知症施策推進計画を策定しています。

 

次に、その第1次宮崎県認知症施策推進計画の事業実施状況について説明がありました。

他の委員から、若年性認知症支援コーディネーターの活動状況について質問がありました。

昨年度の相談件数は332件、関係機関からの相談・連絡調整件数が371件もあるのに、支援者数は13人というのはどういうことか、という内容です。

 

通常は事務局(宮崎県)が応答するのですが

ここでは私自身が今年度から若年性認知症支援コーディネーター

になっているため、私も応答することになりました。

 

昨年度までは、コロナ禍による活動制限の影響が大きく、若年性認知症支援コーディネーター自らがケアマネジャーのような動きで支援せざるを得ませんでした。それがこの数字に表れています。

 

今年度からは、コロナ禍による活動制限も解除されたので、市町村内のネットワークづくりに力を入れています。

支援者数は分かりませんが、相談件数や関係機関からの相談・連絡調整件数は、大幅に減るかもしれないことをお伝えしました。

別の実績表が必要かもしれません。

 

 

私の方からは、介護者支援で

認知症カフェ等の認知症の人と家族の交流の場の設置状況は、昨年度末時点で26市町村、87箇所とあるのに

市町村が把握している介護家族の交流の場等の数は、8市町村9箇所実施というのは

いかにも寂しいということをお伝えしました。

※宮崎県には、26市町村あります。

 

介護家族は、同じ立場の人との交流で元気が出ます。

在宅介護に力を入れるのであれば、ぜひ26市町村で実施していただきたいものです。

 

 

 

最後に、第2次宮崎県認知症施策推進計画の説明がありました。

今年の6月15日(木)認知症基本法が成立しました。

 

この中には

(都道府県認知症施策推進計画)

第十二条 都道府県は、基本計画を基本とするとともに、当該都道府県の実情に即した都道府県認知症施策推進計画(以下この条及び次条第一項において「都道府県計画」という。)を策定するよう努めなければならない。

(市町村認知症施策推進計画)

第十三条 市町村(特別区を含む。以下この項において同じ。)は、基本計画(都道府県計画が策定されているときは、基本計画及び都道府県計画)を基本とするとともに、当該市町村の実情に即した市町村認知症施策推進計画(次項及び第三項において「市町村計画」という。)を策定するよう努めなければならない。

という都道府県と市町村に認知症施策推進計画策定の努力義務があります。

 

第2次宮崎県認知症施策推進計画は、これに相当します。

今後は、この計画策定に移っていきます。

 

おそらくこの中で、第1次宮崎県認知症施策推進計画にも記載があったのですが

宮崎県版希望大使(仮称)の設置というものが盛り込まれるのではないかと思います。

 

以下は、厚生労働省HP認知症本人大使「希望大使」

からの引用です。

 

「令和元年6月にとりまとめられた認知症施策推進大綱では、「普及啓発・本人発信支援」を認知症施策の柱の1つとしています。

 

厚生労働省では、認知症の人本人からの発信の機会が増えるよう、5人の認知症本人の方を「希望大使」として任命しました。

「希望大使」には、国が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力、国際的な会合への参加、認知症とともに生きる希望宣言の紹介等に取り組んでいただいています。

 

また、全国それぞれの地域で暮らす認知症の人と共に普及啓発を進める体制を整備し、発信の機会を拡大することを目的として、都道府県ごとに「地域版希望大使」を設置することを目指しています。「地域版希望大使」には、認知症サポーター養成講座の講師であるキャラバン・メイトへの協力、都道府県が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力等に取り組んでいただきます。」

 

引用ここまで。

 

前任の若年性認知症支援コーディネーターにも、宮崎県版希望大使(仮称)になれそうな人はいないか打診があったそうですが、話せる人はいるけれども人前に出るのは苦手という感じで、なかなか該当者がいませんでした。

 

私にもその打診があると思いますので、宮崎県版希望大使(仮称)も視野に入れながら、計画策定に関わらせていただきたいと思います。

 

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